創部1917年 / 体育各部1917年公認
創部100周年を迎えた相撲部は、日本の国技として伝統を受け継ぎながら日々新たなことに挑戦し続ける体育各部です。早大生のための相撲大会「早稲田杯」開催や新入部員獲得に力を入れるとともに、大学日本一をめざして取り組んでいます。国技の相撲に触れてみたい方、経験不要で選手・マネージャー問いません。是非一度、東伏見の相撲場までお越しください。
前身の東京専門学校時代に遡る1917(大正6)年に産声を上げる。大正から昭和初期にかけて黄金期を迎え、1930(昭和5)年までに全国学生選手権で4回の団体優勝を記録。4回目の優勝に貢献した仲村勘治は在学中に笠置山勝一の四股名で角界入り。智将として知られ、関脇にまで上り詰めた。戦前には豊平悠三、貝藤勝美が学生横綱の栄誉にも輝いている。
先人たちが積み上げた伝統や理論を後押しに、戦後も1960(昭和40)年の全国学生選手権で5回目の団体優勝を果たす。前後して小谷修一、新保 茂が学生横綱になる活躍を見せるが、それからしばらくは競技スポーツの多様化、相撲競技人口の減少などから部員不足が慢性化。何度となく存続の危機に瀕したが、そのたびにOBや他部の献身的な協力があり、105年にわたる歩みが止まることはなかった。
2007(平成19)年の東日本学生選手権では35年ぶりの表彰台となる団体3位に入った。2011(平成23)年からは一般学生向けの相撲大会である早稲田杯を開催し、部員数が増加傾向になり、古豪復活へと風向きが変化。2015(平成27)年には東日本学生相撲リーグ戦で53年ぶりの1部リーグ復帰を決め、2年後には東日本学生相撲選手権で9年ぶりにAクラス復帰。同年には全国学生体重別選手権135kg未満級で橋本侑京が創部以来初の優勝に輝き、4年後には115kg未満級で栗田裕有が優勝。2020(令和2)年は全国学生相撲選手権で約半世紀ぶりの団体ベスト8入りをするなど、次の100年に向けて期待が高まっている。
※2022年度発行『早稲田スポーツ125周年記念誌』より
作野 誠一(スポーツ科学学術院・教授)
川副 楓馬(スポーツ科学部)
岸本 恵果(人間科学部)
11名 (2024年1月現在)
東伏見スポーツホールB1F相撲道場
4月 | 全日本大学選抜相撲宇和島大会 |
5月 | 全国大学選抜相撲宇佐大会 東日本学生相撲新人選手権大会 |
6月 | 東日本学生相撲選手権大会 |
7月 | 全日本大学選抜相撲金沢大会 東日本学生相撲個人体重別選手権大会 |
8月 | 全日本大学選抜相撲十和田大会 |
9月 | 全国学生相撲個人体重別選手権大会 東日本学生相撲リーグ戦 |
11月 | 全国学生相撲選手権大会 |
12月 | 全日本相撲選手権大会 |
火曜日~金曜日:19時~21時 、土曜日・日曜日:9時~12時
入部金 無し
部費:3000円/月
東伏見第一紺碧寮(要相談)
東伏見相撲道場内
笠置山勝一
1933(昭和8)年卒。本名・仲村勘治。全国学生相撲選手権で団体優勝後、初の早稲田出身力士として角界入り。1935(昭和10)年の1月場所で十両優勝、2年後の1月場所で関取へ昇進した。やくみつる
1981(昭和56)年卒。本名・畠山秀樹。在学中から漫画家として活動を開始し、後年には野球や相撲などのスポーツコメンテーターとしても活躍。相撲部サポーターズクラブ共同代表並びに稲角会(相撲部OB会)特別参与。デーモン閣下
1986(昭和61)年卒。ロックバンド「聖飢魔II」のボーカルであり、ミュージシャンやマルチタレントとして活動。好角家としても知られ、やくみつると共に相撲部サポーターズクラブ共同代表並びに稲角会特別参与を務める。※2022年11月時点