創部1946年 / 体育各部1946年公認
フェンシング部は経験者も多いですが、近年は初心者の方、留学で日本に来た学生などもいます。さまざまな学部の学生がいて楽しい部です。是非一度練習を見に来てください。
2021(令和3)年に創部75周年を迎えたが、発足した当時は GHQ占領下にあり、軍国主義に結びつくとして剣道が禁止されていた。そこで剣道に親しんでいた学生の間でフェンシングを取り入れようという気運が高まり、1946(昭和21)年の夏に創部。翌年から本格的な活動を開始し、1953(昭和28)年にはエペ団体で日本一を果たして強豪校に仲間入りした。
戦後復興の象徴でもあった1964(昭和39)年の東京オリンピックでは、早稲田大学記念会堂がフェンシング会場に選ばれた。フェンシングの認知度が上がり、大学日本一の選手を輩出するようになると、1988(昭和63)年のソウルオリンピックには出野晴信が早稲田勢として初めてフェンシング競技に出場。出野は1990(平成2)年から全日本選手権のフルーレ個人を連覇した。1996(平成8)年のアトランタオリンピックには田中奈々絵が女子エペの個人と団体に出場するなど、女子の競技レベルの向上も見逃せない。
近年は日本勢の躍進が目覚ましく、2021(令和3)年の東京オリンピックでは男子エペ団体で悲願の金メダルに輝いた。その主力を担った加納虹輝はエペ個人でもワールドカップを制するなど日本フェンシング界を牽引する存在。加納の1年先輩である松山恭助も男子フルーレ個人で日本一を2回飾り、東京オリンピックの男子フルーレ団体ではメダルまであと一歩の4位だった。同年には部が全日本学生選手権の男子エペ個人と団体、全日本選手権の男子エペ団体を制するなど勢いがあり、今後もフェンシング部の世界を舞台にした活躍が大いに期待される。
※2022年度発行『早稲田スポーツ125周年記念誌』より
小森 宏美(教育・総合科学学術院・教授)
内田 敏朗
藤澤 将匡(スポーツ科学部)
重信 早希(教育学部)
24名 (2023年12月現在)
17号館体育館地下一階フェンシング場
・関東学生リーグ戦
・関東学生選手権大会
・全日本学生選手権大会
・早慶戦(全て日程は未定)
月・水:18時~
火・木・金:16時30分~
土:15時~
道具50,000円
試合遠征費用、合宿費は自己負担(合宿費60,000円)
なし
17号館地下1階
才藤歩夢
2019(平成31)年卒。在学中は女子主将としてチームを牽引。卒業年には近代五種全日本選手権で初優勝を果たした。近代五種とフェンシングの両方でのパリオリンピック出場を目指している。松山恭助
2020(令和2)年卒。1年次の全日本選手権で男子フルーレ個人を制し、アジア競技大会でも銅メダルを獲得するなど活躍。東京オリンピックのフルーレ団体では4位の好成績を残し、キャプテンとしてチームを牽引した。加納虹輝
2020(令和2)年卒。ワールドカップでエペを個人と団体で制するなど、在学中から世界の舞台で活躍。東京オリンピックではエペ団体でアンカーを務め、同種目で日本勢初のメダル獲得となる金メダルに大きく貢献する。増田陽人
2022(令和4)年卒。高校日本一の実績を引っ提げて入部。4年次には個人と団体で大学日本一を飾り、全日本選手権もエペ団体で優勝した。※2022年11月時点
部室番号:03-3203-8608