創部1934年 / 体育各部1956年公認
昭和10年、関東学生ゴルフ連盟の創設の決起校。OBには日本プロゴルフ協会会長の歴任者もおり、ゴルフ界においても主要なポジションを担っている。昨年度、男女ともにAブロックに昇格。全国上位校を目指し、古豪復活を果たすため日々の練習に励んでいる。文武両道を胸に、学生ゴルファーの範となることを目指している。
ゴルフ部の歴史は戦後にまで遡る。政経・商学部、理工学部において、同時期に二つのゴルフ同好会が発足。この理工学部系の同好会が現在の部の母体となった。ゴルフ部として公認された1956(昭和31)年前後は、数多くの名選手を輩出した黄金時代である。1955(昭和30)年の関東学生選手権では、平川基春が2位、有賀延興が3位に入るといった活躍ぶりを見せた。その後も、決勝にまで進む好成績を残したものの、あと一歩のところで優勝を逃してしまう不遇の時代が続いた。ゴルフ部への“アゲンストの風”は激しさを増し、1965(昭和40)年秋には入替戦で敗れ、翌年春からはBブロックで戦う時代が始まる。
1969年春、ようやく入替戦に勝ちAブロックに復帰。復帰後のリーグ戦では中位の成績をキープし続けた。1972(昭和47)年には、後にプロとなる土田孝夫が文部大臣杯全日本ゴルフ王座決定戦で優勝し、黄金時代の再来を予感させた。
近年に入ると女子ゴルフ部の活躍も著しく、一時は団体として関東Aブロックで活躍し、個人戦でも全日本タイトルをはじめさまざまな栄冠を獲得している。金沢鈴華は1994(平成6)年の関東女子学生選手権、日本女子学生選手権で優勝し、中島真弓は1997(平成9)年の日本女子学生選手権優勝など、全日本のタイトルを6つ獲得する快挙を成し遂げた。
現役生では1年生にして世界の舞台をうかがう竹原佳吾をはじめ、高校日本一の実績を誇る中野麟太郎、大学女子ゴルフ界きっての実力者の稲垣那奈子など有望株がいる。再び学生日本一の栄冠に輝く日はそう遠くないはずだ。
※2022年度発行『早稲田スポーツ125周年記念誌』より
清水 信匡(商学学術院・教授)
斉野 恵康
男子部:田原 和(創造理工学部)
女子部:財前 斐(国際教養学部)
男子部:栗原 功太郎(教育学部)
女子部:有賀 晴菜(文学部)
36名 (2023年12月現在)
上石神井練習場(早稲田高等学院内)
江戸崎カントリー倶楽部
取手国際ゴルフ倶楽部
入間カントリー倶楽部
4月 | 新歓期 春季合宿 |
5月 | 春季リーグ戦 |
6月 | 全国大学ゴルフ対抗戦 |
8月 | 関東学生ゴルフ選手権 日本学生ゴルフ選手権 夏季合宿 早慶戦 |
9月 | 夏季合宿 秋季リーグ戦 |
10月 | 朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権 信夫杯争奪日本大学ゴルフ対抗戦 |
12月 | 会長杯争奪関東学生ゴルフ選手権 |
2月 | 春季合宿 |
3月 | 春季合宿 |
授業時:
【男子】 早朝練習(6:20~7:30)月、水、金
午後練習(17:30~20:00)月、水(隔週)、木
【女子】 早朝練習(6:20~7:30)火、木
午後練習(17:30~20:00)火、木(隔週)、金
長期休暇時:不定期
【男女とも】
部費 年60,000円
別途合宿費用(夏約100,000円、春約100,000円)
なし
早稲田高等学院内練習場内(男女別)
浅見勝一
1960(昭和35)年卒。プロゴルファー。日本プロゴルフ協会第5代会長。写真提供:(公社)日本プロゴルフ協会中島真弓
1999(平成11)年卒。在学中に日本女子アマチュアや日本女子学生のタイトルを次々と獲得。 2001(平成13)年からプロに転向し、ツアーで2勝を挙げる活躍を見せた。中島 徹
2007(平成19)年卒。中島真弓の弟であり、4年次の日本学生選手権では2位に入る。卒業後は全日本パブリック選手権を制し、プロ転向。2019(令和元)年には賞金ランク12位に入った。※2022年11月時点