アスリートは、選手自身が健康管理に対して自覚を持つことが大切です。競技スポーツセンターでは、体育各部の部員全員がセルフケアの意識を高めてもらうこと(自己健康管理の啓発)を目的に本学が実施している「学生定期健康診断(早稲田大学保健センター)」の受診を積極的に指導しています。
さらに入試等でしばらく運動から遠ざかっていた新入生部員については、「心電図検査」、「血液検査」を行い、入学後の部活動に向けて健康チェックを行っています。必要に応じて、専門家との面談を行っています。
体育各部では、代表委員研修会などでAED(自動対外式除細動器)の講習会を実施しています。AEDは、初めての人でも音声ガイドに従って安全かつ簡単に使えます。救急車が到着するまでの数分間に早期に心肺蘇生でき、救命率を向上させることができますので、学内で救急を要する事故等が起きた時は、ご使用ください。なお、設置場所には「AED設置ステッカー」が貼ってあります。
スポーツ医科学クリニックは、スポーツ科学部における教育・研究を効果的に融合発展させるために設置された機関です。整形外科・内科からなるメディカル部門、リコンディショニング部門、コンディショニング部門、ニュートリション部門、メンタル部門の5部門で構成され、各部門は各々の分野を専門とするスポーツ科学学術院の教員が担当しています。早稲田スポーツを支える教育機関のひとつとして、スポーツ選手の医科学的サポートを中心に、測定(調査)・評価・相談・指導を主体としたサービスの提供を行うとともに、研究・教育の場として活用されています。
利用可能者は、早稲田大学スポーツ科学部に所属する学生、早稲田大学競技スポーツセンター(体育各部)に所属する学生、その他運営スタッフが必要と認めた者が対象となります。
スポーツ外傷・障害およびアスレティックリハビリテーションに関する相談・実践指導、適切な医師・医療機関の紹介、施設の管理および運営、学生の指導
スポーツ傷害・傷害予防相談、各種検査、機能評価
競技や練習に支障のあるような疲労感や立ち眩みなどの内科的諸症状
スポーツに関連したメンタル面の問題(うつ状態、摂食障害、睡眠障害、人間関係の問題など)についての相談
競技力向上のための日々の栄養、休養、トレーニングをトータルにコーディネートしたスポーツライフを確立することを目標としたアドバイス(個人のみならず部単位での相談にも応じる)
アスリートのコンディショニング領域全体における相談と実践指導、競技力向上に資する体力づくり、競技会へ向けたトレーニングなどのアドバイス