創部1923年 / 体育各部1923年公認
スケート部はフィギュアスケート、スピードスケート、アイスホッケーの3部門に分かれ、活動しています。今年度もインカレでの3部門総合優勝を目指し、練習に日々励んでいきたいと思います。
1923(大正12)年に13番目の部活として、「スケート・ホッケー部」の名で創設される。ホッケー、スピード、フィギュアの3部門からなり、部章はスティック、トラック、スケートのエッジと各部門の結束を表現。全日本学生選手権での3部門総合優勝を目標に掲げ、それぞれが学生スポーツ界のトップを走り、世界的な選手を数多く輩出している。
ホッケー部門は秩父宮杯、関東大学リーグ戦、そして全日本学生選手権の三冠を目指す。平成以降は全日本学生選手権の優勝が3回を数え、強豪として名高い。日本代表主将を務めた田中 豪など、OBには日本代表選手が名を連ねる。
スピード部門も戦前から名選手を輩出した古豪であり、石原省三はオリンピックのスケート競技に日本勢として初めて出場した。1936(昭和11)年に現役生として出場したガルミツシュ・パルテンキルヘンオリンピックでは、日本人初の入賞となる4位。2018(平成30)年に平昌オリンピックの2種目で5位入賞の好成績を収めた小田卓朗、昨年の全日本学生選手権を制した現役生の伊藤誠悟など、栄光の歴史は現在も受け継がれている。
平成以降、とくに目覚ましい活躍を見せているのがフィギュア部門である。冬季オリンピックで日本女子初の入賞者となった福原美和の指導により、八木沼純子や村主章枝など国際大会で活躍する選手が台頭。2006(平成18)年のトリノオリンピックでは、荒川静香がフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得する。冬季オリンピックにおいて日本のみならず、アジア勢として初の偉業だった。
※2022年度発行『早稲田スポーツ125周年記念誌』より
福島 淑彦(政治経済学術院・教授)
【ホッケー部門】 堤 広利
【スピード部門】 高野 正樹
【フィギュア部門】 福原 美和
【ホッケー部門】 鎌田 悠希(スポーツ科学部)
【スピードスケート部門】 鈴木 柊香 (スポーツ科学部)
【フィギュアスケート部門】千葉 紫織 (文化構想学部)
【ホッケー部門】 平林 慶太 (スポーツ科学部)
【スピードスケート部門】 清水 凜 (スポーツ科学部)
【フィギュアスケート部門】妻鹿 愛 (政治経済学部)
48名 (2023年12月現在)
東伏見アイスアリーナ
東大和スケートセンター
高田馬場シチズンアリーナ
新横浜スケートセンター
アイスホッケー部門 | |
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3月 | 早稲田大学・高麗大学定期戦(韓国・ソウル市) |
4月 | 関東大学選手権大会(東伏見) |
5月 | 早慶アイスホッケー定期戦(新横浜) |
9月初旬 | サマーカップ(北海道苫小牧市) |
9月下旬〜11月下旬 | 関東大学アイスホッケーリーグ戦(東伏見ほか) |
1月初旬 | 日本学生氷上選手権大会(インカレ/北海道苫小牧市) |
1月中旬 | 早慶アイスホッケー定期戦(東伏見) |
2月 | 全日本選手権大会 |
週6日
全額自己負担(年間70万円程度)
早稲田大学第二紺碧寮
早稲田大学第二紺碧寮
福原美和
1967(昭和42)年卒。インスブルックオリンピックのフィギュアスケート女子シングルで5位入賞。2022(令和4)年に早稲田大学スポーツ功労者として表彰される。小堀恭之
1992(平成4)年卒。10年以上にわたりアイスホッケー日本代表として世界選手権に出場。長野オリンピックにも出場し日本の勝利に貢献した。八木沼純子
1995(平成7)年卒。カルガリーオリンピックに戦後の冬季オリンピック女子史上最年少で出場。世界選手権にも7回出場する。村主章枝
2003(平成15)年卒。ソルトレイクシティオリンピック5位、トリノオリンピック4位。世界選手権の表彰台に3回上がるなど、安定した成績を残した。荒川静香
2004(平成16)年卒。同年の世界選手権で日本勢10年ぶりの優勝。2年後のトリノオリンピックではフィギュアスケート女子シングルで金メダルに輝き、アジア勢で初となる快挙を達成した。小田卓朗
2015(平成27)年卒。平昌オリンピックのスピードスケート男子で2部門に出場した。※2022年11月時点