School of Humanities and Social Sciences早稲田大学 文学部

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コースの紹介

Western History

西洋史コース

西洋社会の歴史と日本への影響を知る

歴史学とは、「どのようなプロセスを経て私たちは今いる場所に存在するのか」を研究する学問です。

高校で勉強した「世界史」は確かにその重要な基礎にはなります。だが、大学で学ぶ歴史学は決して高校までのような暗記科目ではありません。史料にもとづいて事実を正確に把握し、その上に立って「何が真実なのか」を考える創造的な学問なのです。人名や年代、事象の概要を知るだけでなく、歴史の流れを把握し、そこに息づく人間の本質を追究する姿勢こそが大切です。世界の「今」と、その多様な成り立ちを表す「歴史」とを、比較の視点を持って見据え、考えることはますます重要になるでしょう。

本学の西洋史コースは、そうした多彩な歴史の諸相を読み解くに足る層の厚い教員を擁しており、その規模は日本でトップクラスにあります。オリエント世界を含む古代から近現代までをカバーし、地域的にもイギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ロシアなどはもとより、広く西洋世界全域を網羅しているため、学生たちのどのようなニーズにも柔軟に対応することができます。ことに文化構想学部の多元文化論系や社会構築論系などとの緊密な連携により、教員たちが相互に乗り入れる形で専門分野の指導にあたるため、歴史学のまったく新しい境地を切り開くことも不可能ではありません。事実、音楽・演劇・美術などを題材とする文化史や、思想史、政治史、外交史など、個々の関心と興味に応じた研究テーマはほとんど無制限ともいえるほどの広がりを見せています。

このように多角的なアプローチで人間と社会の本質に迫る総合的な学問の魅力を、ぜひこのコースで味わってください。

進級者受入方針

西洋史コースでは、時代は、古代史から中世史、近・現代史まで、地域的には、古代オリエントから中近東を経てヨーロッパ全体さらには南北アメリカ、オセアニアまで、の歴史や社会に関心のある学生を幅広く受け入れる。歴史研究は多岐にわたり、政治史、経済史、社会史だけではなく、文学・芸術などを含む文化史や、哲学・科学理論などを含む思想史など、さまざまな観点から考察することが可能である。歴史学は総合の学問である。歴史的事象の探求や考察によって、「歴史とは何か」に答えようとするばかりではなく、たとえば「人間とは何か」「世界とは何か」「生きるとは何か」をも追究することを目標とする。西洋を中心にしたグローバルな知見を獲得し、将来、積極的に世界に飛躍することを目指す、意欲ある学生の進級を期待する。

教育課程編成方針

2年次生

西洋史研究に関する基礎知識の修得とツールとしての語学力の強化を図る。必修の西洋史演習と研究によって、西洋古代・中世史と近・現代史に関するさまさまな事件・事象に関する認識を深め、読解力を養う。演習や講義科目を通して、特定の時代や地域に関する専門的な研究を開始し、プレゼン能力を含めたトータルな研究能力の涵養を目指す。共通科目群から、講義科目、選択外国語などを履修するとともに、所属コースの専門科目から演習科目、講義科目を履修して、西洋史に関する幅広い専門学習を進める。

3年次生

必修の西洋史演習と研究をとおして、西洋史上の事件や事象に関するさらに専門的な知識の習得と理解に努める。また歴史研究に必要とされる語学の一層の強化を図る。4年時の卒論作成に向けて、研究課題の絞り込みを行う。演習や講義科目を通して、特定の時代や地域に関する専門的な研究を開始し、プレゼン能力を含めたトータルな研究能力のさらなる涵養を目指す。共通科目群から、講義科目、選択外国語などを履修するとともに、所属コースの専門科目から演習科目、講義科目を履修して、西洋史に関する幅広い専門学習を進める。

4年次生

西洋史演習と研究をとおして、西洋史上の事件や事象に関するさらに専門的な知識の習得と理解に努める。卒論指導教員の指導のもとで、卒業論文の完成を目指す。また、必要な語学力の進化・発展に努力する。卒論演習に参加し、テーマの絞り込みをさらに行い、研究発表、プレゼンテーション、議論・検討を通して、専門的な研究能力の向上・発展に努める。4年間の集大成として、卒業論文を完成させる。

演習テーマキーワード

西洋史コースの演習テーマについて紹介しています

  • 古代
  • 中世
  • 近現代
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WASEDA University

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