School of Humanities and Social Sciences早稲田大学 文学部

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学部について

From the Dean

学部長挨拶

文学部長  草野 慶子

 2007年、早稲田大学戸山キャンパスに新生文学部が誕生してから、すでに10年以上を数えます。現在の文学部は、文化構想学部とともに、それまでの第一・第二文学部を改編するかたちで誕生した新しい学部ではありますが、「文学部」というその名称が示すとおり、第一・第二文学部(1949年より)の伝統、いえもっと以前、1890年、早稲田大学の前身である「東京専門学校」における「文学科」創設、1920年、新大学令による「早稲田大学文学部」としてのスタート、といった長く続く歴史を、極めて色濃く、正統に引き継いでいる学部であることは、衆目の一致するところと思われます。私自身、第一文学部の一卒業生として、「早稲田大学文学部」という名にふれるとき、私のような者でもその伝統に連なっているのだというささやかな誇り、この場所でどれだけ大きな、そして貴いものを得たかという感謝の念、そういった様々な感情に、胸があたたかく満たされるのを感じます。

 「伝統」という言葉は、「伝統にあぐらをかく」というふうに、ときにネガティヴな文脈で使われる言葉でもありますが、私はあえて申し上げたいのです。その上に楽々とあぐらをかくことができるほどの、私たちの文学部の堅固な伝統に、さらに新鮮な輝きを与え、風を吹かせ、伝統を守りつつ変容させ、拡げつつ深めていくことが、文学部に属する、そしてかかわる、すべての人びとの使命ではないかと。たとえば心理学がその起源に哲学をもつように、人文学の世界は、分化や統合、発展と拡大を繰り返していまに至ります。また2017年度より、従来の「哲学コース」「東洋哲学コース」「心理学コース」「社会学コース」「教育学コース」「日本語日本文学コース」「中国語中国文学コース」「英文学コース」「フランス語フランス文学コース」「ドイツ語ドイツ文学コース」「ロシア語ロシア文学コース」「演劇映像コース」「美術史コース」「日本史コース」「アジア史コース」「西洋史コース」「考古学コース」の17コースに加えて、「中東・イスラーム研究コース」を立ち上げたことも、国際的動向、世界の多様性に鋭敏に反応しつつ、日本の人文学をこれからもリードし続けるという、われわれの矜持に基づく決意の表明でもあります。

 文学部、すなわち「文」の学部であること。では「文」とはなにか。

 どうか皆さま、この問いに対して開ける、無限とも言いうるひろがりに、思いをはせてください。読むこと、書くこと、描くこと、象ること。記憶すること、記録すること、織りなしつなげること。育ち、見いだし、ともにあること。秩序だてること。心と身体、知性と感性のすべての営み。理知と優雅。・・・・・・皆さまの前にひろがるこの光景を、どうか十全に感じてください。それこそが文学部での学びの場であり対象であり、そしてこの学びは皆さまを終生支え、人としての生の意味と意義を、不断に示唆し続けてくれるはずのものなのです。

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