School of Humanities and Social Sciences早稲田大学 文学部

Courses

コースの紹介

English Studies

英文学コース

英語による表現活動のすべてを探求

英文学、英語でいえば”English Studies”は、英語で表現されたあらゆる思考の産物と表現活動を対象として発展してきた学問分野です。つまり、英文学では、言語としての英語および文学作品の研究はもちろん、さまざまな評論、舞台芸術、ジャーナリズム、歴史の叙述など多様な題材を扱うことができます。作家研究、文学ジャンルの研究、ルネサンス演劇、モダニズム・ポストモダニズム論、ポストコロニアル批評、英語帝国主義論、現代批評理論などが、すべて「英文学」でカバーされると聞けば、広く学問領域にまたがる研究も可能だとわかるでしょう。

本コースは、シェイクスピア研究をはじめとする早稲田大学の英文学の伝統を礎に、新たな時代を築こうという意気込みに満ちたコースです。上記のような広がりを持った学問が今、日本だけでなく世界でどのように教えられ研究されているかを踏まえ、できるかぎり体系的なカリキュラムを組みました。

全員が目指すべき目標として、英語力の向上、そしてイングリッシュ・スタディーズの基本となる方法論、問題系、背景知識の習得と理解を掲げています。そのうえで、各自が関心を持ったテーマやそれに取り組む姿勢を探ることができるよう、柔軟に、きめ細かい指導を行っていきます。それぞれの分野で第一人者として活躍すると同時に、そこにとどまらない広い関心を有する個性豊かな教員がそろい、幅広い分野をカバーしている点も、英文学コースの魅力のひとつです。大学の交換留学制度を積極的に利用して、大学生活の1年間を英語圏で、留学生として過ごす学生も少なくありません。

進級者受入方針

英文学コースでは、英語で書かれた文学、文化、社会的評論、英語学などに対する知的好奇心があり、自ら意欲的に知識を吸収し、思考力を高めようとする学生を多く受け入れたい。何よりも、英語で何かを読み、考えることに抵抗がないことが第一の条件となる。英語力も十分にあることが望ましいが、英文学コースに入ってからさらなる力を付けられるので、1年次の英語科目で普通の成績を納めていれば問題ない。

また、英語を通して世界をさまざまな視点から見てみようという柔軟な思考力を持つ学生を歓迎する。

教育課程編成方針

2年次生

2年次では、English Studies——英語を媒体とするすべての表現活動を対象とする学問——の基礎を作ることを主眼とし、それぞれのジャンル(小説や詩、シェイクスピアなど)における基本的なアプローチ法や背景知識、作品そのもの、さらには批評を学んでゆく。2年次に取る演習科目1・2には「小説入門」「戯曲入門」「詩入門」などがあるが、その名前の示す通り「入門」となる基礎的な知識を修得することを目指すものである。また、ひとつの専門領域を深く追求するというよりも、形式やジャンルの異なる専門の幅広い知識を得るという意味で、横のつながりを重視している。

3年次生

3年次では、2年次に修得した幅広い知識をもとにして、さらなる研究へと深めてゆく。学生それぞれが興味を持った分野の専門性をより一層高め、2年次よりもテーマ性を絞った演習科目群(演習5〜9)や講義科目を受講する。2年次が幅広い知識修得を目指したのに対し、3年次ではそれに加え、縦方向、つまりより専門性を持った限定された領域について、多くの知識を得て、考察を深めてゆくことを目標とする。また、レポートや論文を書く英語力を補強できるように、演習7(全員必修)では英語論文の書き方を学べるようになっている。英語力を養うことはこの学年に限らず重要であるので、コース内に設置された英語による授業を積極的に取ることが望まれる。

4年次生

最終学年に当たる4年次で最大の目標となるのは卒業論文を書くことである。これまで積み上げてきた専門領域の知識・思考法を総動員して、各自の最も興味ある分野にテーマを絞って卒業論文を執筆してゆく。そのために、毎週少人数で教員のきめ細かい指導を受けられる「卒論演習」を受講する。この演習は、それぞれの学生の専門テーマに沿ってクラスが分けられるが、ここで仲間たちの発表を聞き、論文を読んで批評し合うことにより、切磋琢磨し、批評眼を養い、最終的には充実した卒業論文を仕上げる。なお、英文学コースでは、卒業論文を執筆する言語は日本語でよいとしているが、英語で執筆することも奨励・支援しているので、英語論文に挑戦することも一つの選択肢として検討してもらいたい。

演習テーマキーワード

英文学コースの演習テーマについて紹介しています

  • 英文学
  • アメリカ文学
  • ポストコロニアル文学
  • 文学批評
  • 英語学
  • 英語教育理論
  • ルネサンス
  • ロマン主義
  • モダニズム
  • ポストモダニズム
  • 地域とネイション
  • テクノロジーと文学
  • 論文作成法
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WASEDA University

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