中国語中国文学コースでは、「語文双修」(言語も文学・文化も修める)、「古今兼学」(過去も現在も学ぶ)を教育の基本方針としています。その国の文化・風土を深く理解するには、そこで使われる言語の習得が不可欠です。また、歴史を遡って理解することも、現代に至るまでの変化の経緯を知ることも欠かせません。4000年もの歴史を有する中国においてはなおさらです。
そのため、本コースでは、インターネットを通じて自宅でも学習可能なオンデマンド型授業によって、リスニングを中心とした中国語の基礎能力を個人ベースで高めていきます。同時に対面式の授業で文法や発音などの力を伸ばし、総合的な言語運用力を獲得します。また、北京大学・復旦大学の学位も取得できるダブルディグリー・プログラムや、中国現地の企業・国際機関などで実務を体験するインターンシップ、各種留学・海外研修プログラムを取り入れており、教育研究や実業界のさまざまな専門分野で活躍できる実践的な言語能力を身につけることが可能です。
さらに重要なのは、そうした言語能力とともに、言語・文化に関する多様な科目を通して、中国の文化的風土や中国人のメンタリティを学び、専門家として通用する中国への深い理解力を養えることです。これらの学習が、ゼミ形式の演習を中心に、少人数制のアットホームで緊密な雰囲気の中で進められることも特長です。世界は今、中国の文化・社会に対する高度な理解と、質の高い中国語コミュニケーション能力を兼ね備えた「中国に明るい人材」「文化やビジネス、学術などのあらゆる場面で日中両国を結ぶ人材」を求めています。そうしたニーズに応えることが本コースの目標となっています。
中国語中国文学コースは、「古今兼学(過去も現在も学ぶ)」「語文双習(言語も文学・文化も学ぶ)」を教育の基本方針としています。中国の言語と文学を中心に、古代から現代まで総合的に中国の豊かな文化事象を学ぶことによって、良質な中国語のコミュニケーション能力を持ち、「文化やビジネス、学術などのあらゆる場面で日中両国を結ぶ人材」を育成することを目指します。現代は、アジア各国が相互に影響力を持ち、人・物・文化が緊密な関わりを以て国境を越えて流動化している時代です。今に至るまでの歴史も含めて、中国の言語・文芸・文化に関心があり、中国語の基礎力を身に付けた学生を広く受け入れます。
専門的な学習・研究を行うための基礎知識の習得や、アカデミック・リテラシーの確立のため、実践的な演習を重視して、中国語学・古典文学(文化)、近現代文学(文化)の各領域を偏りなく学びます。具体的な教育目標は以下の3点です。
中国語学・古典文学(伝統文化)、近現代文学(文化)の各領域に亘って実践的な演習を中心とします。言語や文芸作品の背後にある文化事象、社会の価値観、美意識や生活習俗などにまで踏みこんで、さらに専門的な中国への理解力と学習スキルを高めます。
卒論演習と卒業論文の執筆を通して、自発的な課題発見力、計画性、問題解決力、リサーチ能力、文章構成力などを総合的に運用することにより、自ら考え、その考えをまとめ、発信していく体系的な力を養います。
中国語中国文学コースの演習テーマについて紹介しています