Research Theme 研究テーマ
日本経済の「失われた30年」から見えてくる、日本又はアジア各国の今後の課題と、グローバル経済の中での持続的成長の条件を検証する
Research Director 所長
Member メンバー
- 片山 宗親 政治経済学術院政治経済学部准教授
- 加藤 篤史 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 菊地 朋生 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 舒 旻 国際学術院国際教養学部教授
- 鍋嶋 郁 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 文 元春 法学学術院法学部教授
- 王 錚 株式会社KNOWING EDUCATION CEO
- CLARK, Duncan Lewis John BDA Chairman
- 舛友 雄大 財新メディア東京支局長
研究キーワード
研究概要
日本経済は「失われた30年」を経て、脱ゼロ金利、デフレ脱却や実質賃金の上昇など、明るい兆しが見え始めています。他方で、少子高齢化、労働市場流動性、社会保障の持続性など長年の構造改革への取り組みは道半ばです。その中で中国経済の「日本化」に代表されるように、アジア各国は日本経済が抱えてきた諸問題を共有し始めています。このことは高貯蓄・高投資、輸出主導の経済発展を遂げてきたアジア各国の成長モデルの限界を示す兆候とも考えられます。
以上を踏まえてアジア各国が日本の経験から学べることはあるのか、また日本そしてアジア各国が地球の温暖化、AI革命、地域紛争等、多くの不確実要素を抱えているグローバル経済の中で如何に持続的な経済発展を出来るのかを検証する。学外又は海外の研究者を招聘して国際会議、セミナー、ワークショップ、共同プロジェクト等を開催し、本研究所を「日本グローバル経済」研究の学術交流の拠点とすることを目的とする。また、一般公開の講演や他大学や研究機関と共同で学生や企業向けのセミナーを開催し、得られた知見の発信をするためのプラットフォームとして本研究所を活用する。