Research Theme 研究テーマ
ファミリービジネス概念と企業価値論の深耕を中心とする研究
Research Director 所長
Member メンバー
- 淺羽 茂 商学学術院大学院経営管理研究科教授
- 池上 重輔 商学学術院大学院経営管理研究科教授
- 入山 章栄 商学学術院大学院経営管理研究科教授
- 長谷川 博和 商学学術院大学院経営管理研究科教授
- 東出 浩教 商学学術院大学院経営管理研究科教授
- 樋原 伸彦 商学学術院大学院経営管理研究科准教授
- 石原 昇 一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク理事
- 大石 篤史 森・濱田松本法律事務所弁護士・税理士
- 落合 康裕 静岡県立大学経営情報学部准教授
- 坂本 忠弘 地域共創ネットワーク株式会社代表取締役
- 米田 隆 株式会社青山ファミリーオフィスサービス取締役
研究キーワード
研究概要
2020 年初に始まった新型コロナウィルス感染症は、未だ日本のみならず全世界に広く影響を与え、社会構造の変化ももたらしている。
ファミリービジネスにとっても例外ではなく、そうした予期せぬ変化も念頭に置いて長期的な視点に立ち、投資行動や後継経営者による新規事業分野の開拓について研究を進め、日本経済の成長力やイノベーション力を高めていくことに貢献すべきであると考える。
この方針のもと、ファミリー企業経営の研究を進めていくためには、①歴史学、家族心理学、文化人類学など多様な学問分野との積極的な連携やネットワーキング構築を進め、研究の相互交流とそれぞれの発展をはかること、②学術的な研究に関心の高いファミリー企業経営者やコンサルタントなどにも参加を求め、一体的にファミリー企業経営に資する理論や実践の手法を会得することが求められる。この分野は欧米を中心とした海外での研究が進んでいるが、有力なファミリー企業の多くはむしろ日本にあり、ファミリービジネスに関わる研究者や経営を実践している実務家との研究と交流の場を育み、早稲田大学としてのメッセージを発信し、社会への還元を行うことを目的として、いくつかの代表的なファミリービジネスを研究対象として学際的研究を行い、研究成果発信を今後 5 年間も継続していきたい。
・当研究所の主な目的は以下の通りである。
- ファミリー企業経営に関する学際的な研究の振興・深化・向上
- 国際的な共同研究・意見交換
- ファミリー企業経営に関する研究者及び経営者の育成とレベル向上
- ファミリー企業の効果的・効率的経営活動の理論分析と提言能力の向上
- ファミリー企業に関する意識の向上
・その達成のため、以下の研究活動を実施する。
- 個人研究の実施
- 研究会の実施
- 研究成果の論文発表、著作物の作成、Youtube での動画配信
- 研究成果を発表するシンポジウムの開催
- ファミリービジネス経営革新プログラム共催
・研究所設立から5年間(2013 年-2017 年)を「スタートアップ期」、今年度を含む5年間(2018 年-2022 年)を「発展期」と位置付け、これからの 5 年間(2023-2027)は「拡大期」として、研究成果を広く社会に発信していくことを目的として研究活動に取り組む。