開催日時
2025年4月14日(月)12:25-13:00
場所
ZOOMウェビナー
参加資格
WIAPS専任教員・助教, GSAPS兼担教員, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告者
三友仁志(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
報告テーマ
循環型経済の形成に向けたデジタル技術の活用:EUのデジタル・プロダクト・パスポート規制
(使用言語:日本語)
要旨
EUは2027年にデジタル・プロダクト・パスポート(DPP)規制を導入する。製品のライフサイクルに関する情報をブロックチェーンを用い、改変不可能なデジタル形式で記録・共有することにより、循環型経済(Circular Economy)の推進と、持続可能な製品の流通を促すことを目的とした重要施策の1つである。バッテリー、電子機器、繊維製品から適用し、順次、拡大の予定である。
本規制は、サステイナビリティに貢献するためのデジタル技術の応用として期待されるが、消費者が提供される情報に価値を見出し、生活に活かすことによってはじめてその価値が発揮される。本発表では、DPPの概要を説明し、デンマークAalborg大学の研究者との共同研究の一端を紹介する。