研究テーマ
安全保障問題の研究
Security Studies
代表者
植木 千可子教授
(1)研究目的
*世界と東アジアが直面する安全保障上の問題について研究する。理論的な研究を目指すとともに、実際の政策提言につながるような研究も実施する。とくに、日米中3カ国の相互作用が地域・世界に及ぼす影響について考察する。
*大戦略(Grand Strategy)の形成要因について考察する。
*北東アジアの国際関係に対するナショナリズムなどの諸要因の影響などについても考察する。
*日本の安全保障政策の変化について調査するとともにその影響について考察の対象とする。
*現状維持国と台頭国の関係について歴史事例の研究も含めて検討を進める。
(2)研究の意義
現在、安全保障に関する大学主催のセミナーや研究会は少ない。本研究部会は、安全保障に関する自由な議論を促進するためのファーラムを提供し、安全保障に関する「Marketplace of Ideas」の構築を目指す。
(3)運営方法
在京の米国や中国の研究者や、一時来日中の海外の研究者・実務者らを招いて、研究会を開く。
このほか、オンライン会議システム等を用いて国内外の安全保障研究者を招いて研究会を実施する。
(4)期待される成果
北東アジアの安全保障状況についての研究を進め、歴史的事例を踏まえて、理論化することが期待される。このほか、日本の防衛政策などへの実際の政策に対する評価、提言などを行う際の基礎的な知見を提供することが期待される。