世界トップクラスの環境でスポーツ研究と教育を推進

特集 早稲田アリーナが描く 早稲田スポーツの夢

2018年12月、多目的施設 37号館 「早稲田アリーナ」が完成しました。早稲田スポーツの発展はもちろん、「Waseda Vision 150」で掲げる「世界に貢献する高い志を持った学生」の育成にも寄与する施設として、大きな期待が寄せられています。

元バスケットボール日本代表選手、早稲田大学バスケットボール部顧問の倉石教授に、スポーツ指導者から見た早稲田アリーナの利点や、今後への期待を語っていただきました。

世界トップクラスの環境でスポーツ研究と教育を推進

スポーツ科学学術院 倉石 平教授

早稲田大学は、スポーツ科学学術院を中心に、スポーツの分野で最先端の研究や教育に取り組んでいます。また世界で活躍するアスリートや、指導者を輩出し、まさにスポーツで世界をリードしています。その本学に不可欠な世界水準の施設「早稲田アリーナ」が、このたび完成しました。

メインのスポーツアリーナは冷暖房完備で、地下に設置されていることで、アスリートが競技に集中しやすい環境を整えました。私の専門であるバスケットボールに関していえば、本場・米国の大学はどこでも、空調を完備し、競技に集中しやすい体育館を持っています。早稲田アリーナによって、本学は世界に肩を並べたといえるでしょう。優れた環境は各方面から高く評価されていることから、今後はアリーナを会場とした数々の大会が開催されていくはずです。トップアスリートが本学に集まる機会ができれば、スポーツ研究・教育のさらなる推進が見込めますし、何より、学生たちは大きな刺激を受けることでしょう。
競技施設としてだけでなく、ラーニング・コモンズ、スポーツミュージアムも備えた複合施設にすることで、体育各部と他の学生との交流も期待できます。前身の記念会堂と同様、授業や入学式・卒業式でも使用しますから、これまでより多くの学生が行き交う施設になるでしょう。学生たちがキャンパスライフを通して早稲田スポーツに触れる機会が増え、身近なものとなれば、“オール早稲田”となってスポーツ文化を盛り上げていけると期待しています。
機能的に優れたスポーツ施設は他大学も持っていますが、都心にあってアクセスが良く、スポーツ文化の発信拠点にもなる早稲田アリーナは、本学だからこそできた施設です。施設の背景にある早稲田スポーツの伝統や、周囲の環境に配慮した外観の意味、そしてアリーナ創設を支えた学内外の方々の努力について、学生への指導を通して伝えていきたいと考えています。


Profile

早稲田大学バスケットボール部出身。卒業後、1979年に熊谷組に入社、日本代表に選出された。1987年に現役引退後、熊谷組のヘッドコーチに就任し、2度の日本リーグ制覇に導いた。大和証券、日立サンロッカーズのヘッドコーチを経て、早稲田大学バスケットボール部の顧問。NBAの試合解説も務め、バスケットボールに関する著書多数。

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