開催日時
2016年7月11日(月)12:15-12:50
場所
早稲田大学19号館(西早稲田ビル)7階713教室
参加資格
WIAPS専任教員・助手, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告1
報告者
リー ショーン(早大アジア太平洋研究科助教)
報告テーマ
言語と人間
要旨
発表者はこれまで「時間に伴う言葉の変化」を、進化生物学の統計手法で分析し、その意味を考察する作業に取り組んで来ました。これを通じて、人類学・生物学・言語学といった分野に「言葉の進化」という新たな命題を提供すると同時に、言葉の歴史を究明することは、その言葉を話す人々の歴史を究明することに繋がることを示して来ました。本報告ではこれまで蓄積して来た研究の中から、日本語族とアイヌ語を分析して得られた人類学的な知見を紹介した上、アジア太平洋研究科に嘱任してから始めた、言語多様性と思考多様性の関連性を調べる研究についてお話しします。学際的な研究科ならではの多角的なコメントを頂きたいと思います。