開催日時
2016年6月13日(月)12:15-12:50
場所
早稲田大学19号館(西早稲田ビル)7階713教室
参加資格
WIAPS専任教員・助手, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告1
報告者
加藤 篤史(早大アジア太平洋研究科教授)
報告テーマ
経済発展の政治経済学に向けて
要旨
経済発展の決定要因に関する既存研究は、多数の要因が経済発展を促進することを示してきた。民間経済主体の自発的行為に委ねておくと、それらの要因のうちの多くは望ましい状態を実現できないため、政府による適切な供給が期待される。こうして経済発展に関連する諸要因の因果関係の連鎖を上流に遡っていくと、政府がどのような条件の下で経済発展促進的な政策を選択し執行するかを明らかにしなければならないという研究課題に至る。経済発展の研究は経済学の境界を越えて政治経済学の領域に足を踏み入れることになる。本研究会では研究の今後の方向性を提示し、参加者の皆さまからのコメントを期待したい。