開催日時
2019年10月14日(月)12:15-12:50
場所
早稲田大学19号館(西早稲田ビル)7階713会議室
参加資格
WIAPS専任教員・助教, GSAPS兼担教員, WIAPS受入の交換研究員・訪問学者・外国人研究員, GSAPS修士課程・博士後期課程在学生
報告1
報告者
李 鍾元 (早稲田大学アジア太平洋研究科教授)
報告テーマ
中国の「一帯一路」構想と朝鮮半島
要旨
2019年6月の習近平主席の平壌訪問を契機に、中朝間の交流・協力が活発化しています。国連制裁の制限がある中で、農業、観光、文化、教育、メディアなど、制裁に抵触する可能性の低い8つの分野を特定して政策的に奨励している様子です。それに加えて、最近は、投資など経済協力のプロジェクトの動きが浮上し、習近平主席が力を入れる「一帯一路」が北朝鮮にまで拡大するかどうかが注目されています。一方で、今年に入って、「一帯一路」への韓国の「参加」問題が論議の的になりました。本報告では、中国の「一帯一路」構想は朝鮮半島情勢にどのような影響を与えるかについて、韓国や北朝鮮の対応を中心に検討したいと思います。