夜間主プロフェッショナル ファイナンス専修
金融の体系的な知識を礎に
資産運用ビジネスをさらに盛り上げていきたい
アセットマネジメント業界に15年近く勤め、実務でファイナンスの知見を活用する機会が多いことから、自身の知識や経験をより高めることを目指し WBS に入学しました。在学中、豊富なファイナンス専門科目群を通して体系立てて網羅的に学ぶことで、実務では見えにくかった側面が理論を通じて明確になることを何度も経験しました。金融工学の科目も充実し、「コンピューテーショナル・ファイナンス演習」では、一般的なファイナンスのテキストでは学びきれなかったHJM フレームワークやエキゾチック・オプションの詳細についても理解を深めることができ、非常に貴重な機会となりました。
コーポレート・ファイナンス実証分析のゼミでは、M&A に関連する分析にとどまらず、企業評価分析を幅広く行うための素養を磨くことができました。研究論文では、企業の競合優位性を高めるファクターが企業評価に与える影響について統計手法を交えて分析。異なる業界に身を置くほかの履修生との交流も視野を広げる機会となり、ものごとを分析し把握するための引き出しを増やせた実感があります。
現在、資産運用業を営む会社においてコンプライアンスやリスク管理に関わる業務に就いています。ファイナンス理論を活用した資産運用ビジネスに引き続き携わり、論文でテーマに掲げたESG やSDGs を推進する責任投資等を含め、今後の資産運用ビジネスをさらに盛り上げる取り組みに寄与していきたいと考えています。
略歴
2006年大阪市立大学経済学部卒業。信託銀行、ブルームバーグを経て、 SOMPO アセットマネジメント株式会社に入社。株式や債券、デリバティブなど各種の資産運用の手法・商品を取り扱う。2020 年4 月 WBS に入学。鈴木一功教授の指導の下、コーポレート・ファイナンスの観点におけるESGやSDGs の評価をテーマに研究論文を執筆。2022年3月修了。
※上記はすべて2022年7月時点の情報・原稿です