Waseda Business School (Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科

その他

高道 慧さん
夜間主プロフェッショナル
(マネジメント専修)
株式会社NTTドコモ

夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)

経営企画部門へのキャリアパスを実現

P02_TAKAMICHI

MBAを目指した理由:経営企画部門へのキャリアパスの実現

通信キャリアに技術職で入社しエンジニアとしてのキャリアを積んできましたが、将来は会社の全社戦略の立案に関わりたいと考えていました。しかし、戦略や会計など経営に必要な知識を現在の仕事を通じては学ぶことは出来ないため、経営全般の知識を網羅的に学べるMBAに興味を持っていました。

WBSを選択した理由:①業務後に通学可能であること②IT戦略を学べる環境

MBA通学中の仕事の継続も希望していましたので、国内の夜間コースのMBAのみを選択肢として進学先を検討していました。また、当時は横須賀の研究所で勤務していたこともあり、平日の業務終了後にも通学可能なビジネススクールとしてWBSは一つの有力な候補でした。
そんな中、最終的にWBSを選択する際の決め手となったのは、IT戦略を学べる環境がWBSにあったことです。IT関連業界は技術革新が速く、プレーヤーの入れ替わりが多いことが特徴の一つとして挙げられます。通信キャリアにおいても、フィーチャーフォンからスマートフォンに移行が進み、これまでのビジネスモデルが通用しなくなりつつある状況でした。そういった状況にも対応可能な学びを得られる場所として、『ITと経営戦略』を研究領域とする根来龍之教授のモジュール(以下、根来ゼミ)に興味を持つようになりました。根来ゼミは、世界規模で展開するIT関連企業の方が多く在籍されていますので、それらの方々と交流を持ち、共に切磋琢磨できる環境であったことも進学を決めた大きな理由のひとつになっています。

在学中の生活について:仕事と学業の両立

入学して1年間は、平日夜3日間・土曜は一日授業、日曜日は課題をこなす、といった生活でした。予想はしていましたが、とにかく課題が多いため、職場での昼休みや通勤・通学での移動時間を活用しながら、なんとか課題をこなしていくという状況でした。
2年目になると、授業から研究に比重が徐々にシフトします。私は、LINEやfacebookなどのサービスが急速に利用者を増やすメカニズムに興味があり、様々なサービスの利用者数の増加の要因について分析する研究をしました。研究の進め方はゼミにより異なりますが、根来ゼミでは、先生との個別面談や、進捗報告会を重ねながら徐々に形にするスタイルがとられています。専門職学位論文提出前の年末年始はほぼ不眠不休で論文を書き上げたので、体力的、精神的に限界でしたが、一つのテーマに対して深く考えることは、現在の業務でも非常に役立っています。
一方、仕事については、入学前に上司と相談のうえ仕事量を少しセーブさせていただき、周りの先輩や職場の仲間にも助けてもらいながら通学させていただきました。当時の部署のメンバーには色々とフォローしてもらったこと、繁忙期にも温かく大学に送り出してもらったことには、本当に感謝しています。

卒業後、WBSで学んだことが、実際の仕事にどう役立っているか:あるべき姿を追求する姿勢

現在は関西支社の経営企画部門にて、支社の経営方針を策定し、推進する仕事をしています。WBSで学んだ戦略、会計、組織マネジメントなどの基礎的な理論を網羅的に知っていることは、実務を進める上でやはり役立っていると感じます。もちろん、実務においては、理論を知っているだけでは個別の事象に対応できません。その案件に応じた解決策を探ることが求められます。その点についても、WBSではケーススタディや研究を通じて、自分ならどうするかということを深く考える機会が数多くありますので、その経験も、会社の経営方針のあるべき姿を追求する上で非常に役立っています。

ビジネススクール進学を検討する方へのメッセージ

起業する仲間を探す、転職・昇進のためのスキルアップなど、ビジネススクールに通う目的が明確な人にとって、WBSは必要な知識・人脈など全てを提供できる環境が整っています。是非、WBSに入学いただき、WBSが提供するアセットをフルに活用いただければと思います。
では、目的がぼんやりとしている人は、ビジネススクールに向いていないかというと、そうではありません。WBSでは、年齢やバックボーンが全く異なる人たちと、議論し合う環境に2年間身を置く事になります。これにより自身の視野が広がり、次に挑戦したい分野・課題が明確に定まることはよくあります。
ビジネスを通じて、何かを実現したい人にとってビジネススクールは有益なツールになります。その中でもWBSは量・質ともに、国内トップクラスの学生・教員陣が集まる場所です。是非、多くの方にWBSへの進学を検討いただければ幸いです。

経歴
2008年3月 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科修了
2008年4月 NTTドコモ入社
2014年6月まで IMT/LTEのネットワーク設計やLTE用基地局の開発業務に従事
2014年7月以降 関西支社経営企画担当にて関西支社の経営方針の策定・進捗管理等に従事

※上記はすべて2014年9月時点の原稿・写真です

夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)・プログラム概要
学生紹介一覧に戻る

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fcom/wbs/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる