1年制総合
異なるバックグラウンド・考え方の仲間と
私がWBSに入学を希望した理由は、M&Aのアドバイザーとして今後のキャリア形成を考えている中、きちんとした事業戦略や経営戦略等の考え方を学んだうえで、クライアントに提案をしていきたいと考えたからです。OJTでも多くのことは学ぶことはできますが、あくまで実務に即した知識に偏ることとなり、アカデミックな理論や考え方を学ぶことの重要さを感じていたからです。
入学して感じたことは、今までの自分のネットワークの狭さでした。WBSには夜間の方も含めると非常に多くの企業から高い志を持った方が集まっており、その方々と交流することで多くの刺激を受けるとともに、自分の今までの世界の狭さも痛感させられました。また、他の業界から金融業界がどのように見られているかということも、直接生の声を聴くことが出来るのも新鮮で貴重な経験です。
授業で苦労したことは、自分の10年以上の社会人生活で身についた考え方を見直すことです。10年も会社に所属していると、一定のパターン化した考え方になってしまうことも多く、その考え方を改め、新たな目を持つことに苦労しました。入学からやっと半年が経ち、多くの視点から物事を見ることができるようになりつつあると感じています。
1年制総合は年代もバラバラですが、多くの授業を一緒に履修しており、グループワークも含めて非常に良い関係を築けていけています。仕事のバックグラウンドや年代の違う方々と、このような関係を構築できることは通常の社会人生活の中において、まず得られない経験であり、非常に貴重なものだと感じております。
私は1年制総合ということで日中の授業が主ですが、夜間生との意見交換も重要だと思いますので、出来れば夜間の授業も一つか二つは履修したほうがいいと思います。世代、所属企業等がまったく違う方々とのディスカッションは新たな気づきを自分にもたらしてくれるものと思います。
お薦めの教授は内田和成教授と山田英夫教授です。内田教授はゼミの指導教授でもあり、私の持っている疑問に対して非常に明確な回答を素早く提示してくれます。山田教授は授業が厳しいという評判の教授で、実際厳しいのですが、こちらから発信すればしただけ多くの返信をいただける教授で、多くの学びが得られると感じています。
ビジネススクール進学を検討するにあたり、仕事との両立等に不安を持たれるかたもいるかと思いますが、得られるものは何事にも代えがたいものだと思います。少しでも興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。考えている以上の価値はあると思います。
経歴
2003年3月 | 学習院大学卒業 |
2003年4月 | みずほ銀行入行 支店勤務 |
2006年12月 | M&Aフィナンシャルアドバイザー業務従事 |
2011年9月 | みずほコーポレート銀行 大企業営業企画従事 |
2014年4月 | 早稲田大学ビジネススクール入学 |
※上記はすべて2014年9月時点の原稿・写真です