Waseda Business School (Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科

その他

◆夜間主総合
天本 健司さん
医療法人常務理事兼自治体立リハビリセンターセンター長・クリニック院長

経営管理の知識・手法を修得するために

 天本

【入学した経緯】
私は、大学病院での臨床医、中央省庁等での行政官としての勤務を経た後、現在勤務する医療法人にリハビリテーション科の医師として転職しました。同法人では、専門職としてリハビリ診療を行っていましたが、徐々に医療機関のマネジメントに携わる機会が増えてきました。医療法人の業務というのは、法の規定により公共性及び非営利性が求められているのですが、一方で今後さらに高齢化社会が進み社会保障の財源が更に厳しくなることが予測されています。そしてその中でより質の高い医療サービスを安定して提供し続けるためには、安定した経営基盤を確保することも実務上求められる現状があります。それまでの私のキャリアのほとんどは保健医療に係る「行政のマネジメント」に関するものであり、「医療法人・医療機関のマネジメント」についてはほとんど経験がなく、多くの部分で勝手が違い戸惑いも多く感じていました。そのような状況の中で、医療機関のマネジメントに携わるに当たっては会計・ファイナンスの知識を始めとする地に足をつけた経営管理の知識・手法を習得することが必要だという気持ちが強くなり、社会人向けのビジネススクールに入学することを決めました。教授陣の質、コースの充実度、実績、評判、アクセスの良さなどの要素でいくつかのビジネススクールと比較考量しましたが、WBSがベストであると結論付けてその夜間主総合コースに入学しました。入学に当たっては、正直なところ仕事・家庭との両立ができるのかと最後まで躊躇する気持ちがなかったとは言えませんが、入学後すぐにクリニック管理者に就任したこともあり、日々WBSで学んだ内容をすぐに実務に活用できた場合も多くあったことから結果として良いタイミングで入学できたのではないかと考えています。

【講義での学び】
経営戦略、会計、ファイナンス、マーケティング、人材組織といったコア科目を中心に履修することによって、経営管理に必要な基本的なパーツがどんどん自分の中に埋め込まれていく実感を得ることができました。教授陣の学術・実務の出身バランスもよく取られており、学術出身の教授陣からは裏付けとなる多くの理論をかみ砕いて紹介いただき、実務家出身の教授陣からは経営実務における知識の具体的な応用方法や陥りやすい注意点等について実例を交えて教えていただきました。その両方向からの教えが学びの中で連結・融合して理解が深化する瞬間が多々あるので学生の納得感も大きいものがあり、またこれらバランス感の優れた一連の講義を受けることができることにより、経営管理の知識をWBSならではの一段高いレベルで獲得できたと思います。私は、医療機関の運営に関連の高い人材・組織系、管理会計系の講義を重点的に取るように心がけましたが、WBSは規模の大きなビジネススクールということもあって設定される講義も多彩であり、講義の選択時にはどの講義を選択しようか迷うほどでした。自分の専門性や志向に合わせた講義を選択することができ、また、後述するゼミのシステムによって更に学びを深めることができる点で、私のように特定の分野の学びを特に深めたい者にとってもWBSは最適のビジネススクールの一つと言えると思います。

【仕事との両立とWBSによるサポート】
社会人学生としてはやはり仕事との両立が常にテーマとなります。私の場合は命と生活を預かる医療機関での勤務ということもあり、調整の利かない部分については常に仕事最優先としてきましたので授業を欠席せざるを得ないことも少なくありませんでした。特に、皆で協力しながら進めていくグループワークを欠席する場合には他のメンバーに対して申し訳なく思いましたが、一方で、多くの学生もそれぞれ急な出張や集中プロジェクトへの参画などがある場合もあり、その点はお互い持ちつ持たれつであるという風土が自然に醸成されていました。また、当日出席できなくても事前の打ち合わせや資料作成などグループに対して貢献できる部分を担うなど、社会人学生同士お互い工夫しながら乗り越えていくことができました。なおWBS事務局から学生へのサポートは充実しており、コースナビというウェブシステムにおいて、教官から配布される資料や課題情報のほとんどがキャッチアップできるようになっていますし、校舎内にはWBS学生のために夜遅くまで空いている夜間事務室もあり、授業に必要な配付資料を受け取ることができるようになっています。全般的にWBS担当の事務の方々は学生に対して常に親身なサポートを提供されますので学生にとって大変心強く思っており、これらのWBSの充実した学生へのサポートは、仕事と両立しつつ学ぶに当たってとても大きなメリットだと考えています。

【ゼミでの学びとネットワーク】
WBSの特徴の一つとして、ゼミ制度を挙げることができます。WBSのいずれのコースでも、各学生は通常の授業を受けつつ、数多くあるゼミの中で興味を持つ分野のゼミのひとつに所属して、担当教官の指導の下で専門性を磨き上げることになります。夜間主総合コースでは、2年目の1年間をゼミに属し、一学年当たり6名を上限とするゼミ生で学びを深めていきます。私の場合は、会計・ファイナンスを専門とされている西山茂教授が主宰するゼミに所属することになりました。通常数十人を相手にして授業されている教授が数名のゼミ生のために個別の興味に応じて親身に指導していただけますし、そもそも自分が深掘りしたいと考えている領域ですので、学びが加速的に深まっていくのを感じます。また、夜間主総合の場合は1年~1年半の期間に渡って少人数のゼミ生同士で議論し教え合い、時には飲んで夢や悩みを語り合うわけですから、必然的にゼミ生同士の結束も強くなります。さらに多くのゼミは同窓会もあり、そこを通じて在学中のみならず卒業後も先輩、後輩達とつながっていくことになります。私のような専門職で非営利的な組織に属す者にとっては、最前線で活躍するビジネスマン達と利害を超えて交友を結べる機会はそうそうありませんので、彼らとの強固なネットワークを容易に得ることができる点でも、WBSが採用しているゼミ制度は、非常に有意義であったと感じています。

【最後に】
恐らくこのメッセージを読んでいらっしゃるということは、WBSへの入学を少しは考えている方かなと想像します。一方、そういった方々の中には、多忙な仕事、守るべき家庭、決して安くはない学費などの多くのハードルを乗り越えてまでWBSで学ぶことに価値あることなのかと、そう考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。もちろんケースバイケースではありますが、かつて同じくWBSの門を叩くことに躊躇した立場として言わせていただけるのであれば、国内屈指のレベルの教授陣からの教えのもとで体系的・網羅的にマネジメントの知識を獲得でき、第一線の優秀な社会人学生達と切磋琢磨し卒業後もつながる強固なネットワークを育むことのできるこのWBSに入学することは、経営管理を学び将来に向けて飛躍せんとする者にとって、我が国で現在選択し得ることのできるベストの選択肢の一つであると確信します。また、私のように専門職として非営利の世界でマネジメントを行っていく方など、特定の分野に特化してマネジメントを深めたいと考えている方にとっても、自らの志向に合わせてカスタマイズすることが可能となる規模と多様性を持つWBSは、最適な学びの場所の一つであると考えます。

 皆さんと近い将来、WBSネットワークの一員としてお会いできる日を楽しみにしております。

◆経歴 

1998年                  滋賀医科大学医学部医学科卒業。医師免許取得。同大学附属病院。
2001年-2012年     厚生労働省(福岡県保健所、環境省、世界保健機関(WHO)への出向含む)
2003年                  滋賀医科大学医学研究科 医学博士
2007年                  London School of Economics 国際保健政策学修士
2012年                 リハビリテーション医療と総合的な在宅ケアを提供する医療法人に入職
複数の医療機関での勤務を経て、2015年4月より現職

※上記はすべて2015年5月時点の原稿・写真です

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