Waseda Business School (Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科

その他

◆夜間主総合
西山 薫さん
外資系ホテル勤務 マネージャー職

「得意」を深堀りし、「苦手」を克服する

 西山さん

【WBS入学のきっかけ】
WBS入学のきっかけは、入学前年に参加した「MBA Essentials」と「WBSフェア」でした。MBA EssentialsはWBSが提供するエッセンスを模擬講義形式で体験できるコースで、WBSフェアで聞いた卒業生の声とともに、MBAがそもそも何か、学びたいことがMBAで学べるのか、WBSの講義スタイルや講義内容は自分に合いそうかなど、意思決定するための情報を整理することができました。私は海外の大学院も検討しましたが、WBSは職場や自宅からもそう遠くなく、無理なく通えると判断したので受験を決めました。

【授業について】
WBSの夜間主コースでは、平日は夜18:50-22:00、土曜日は9:00-19:45でカリキュラムが組まれており、仕事等のスケジュールとバランスを取りながら自在に組み立てられます。私は1年目、平日3日間、土曜日は午後から夜まで授業を受け、日曜は終日課題に取り組むサイクルで過ごしました。 夜間主総合コースでは、必修・選択科目の中から幅広い授業を選択することができます。学期中になかなか時間が作れなくとも、2・8月の集中講義で短期習得したり、海外で学ぶこともできます。得意・不得意に関係なく科目を選択するので、入学以前の環境では知り得なかった知識、教員や同級生とも出会うことができ、視野が大きく広がったと感じます。

【ゼミについて】
夜間主総合コースは入学後にゼミを選択します。WBSの教授陣は学生以上に多様なバックグランドをお持ちで、研究領域もさまざま。その中からゼミを一つに絞るのは大変なことですが、1年生の春学期を使って考える時間は十分あります。春学期全体を通じてゼミを持たれる教授陣のお話を毎週一人ずつ聞く講義や、ゼミ生(先輩)からの経験談など、ゼミの選考過程そのものも大きな学びでした。活動内容はゼミによって異なりますが、私が所属するゼミは1学年6名で構成されており、英語の論文を毎週読んで、経営学の最先端の理論や研究領域について学んでいました。

【仕事との両立】
通学には職場からもある程度理解が必要だと思います。社会人とはいえ、毎週多くの課題が出されます。グループワークも多いので、仕事と勉強を両立できる環境を整えることは大切だと思います。私は授業のある日は18時前に社を出るようにしていたので、やり残した仕事を授業のない日に振り分けていましたが、それでもなるべく早く帰宅して課題や予習の時間を確保するように努力しました。日々分刻みのスケジュールで自由時間はほとんどないので、必然的に仕事の仕方も変わり、今まで以上に優先順位をつける癖がつきました。私は専門職に就いているのでコアの部分は引き継ぎにくいのですが、入学前に上長と相談したので、泊りがけの任務がなるべく生じないよう、通学しやすい環境を整えてもらっていました。仕事で関わりの多い同僚にも日々助けられていて、とても感謝しています。

【WBSで得たこと・学んだこと】
全てが「想像以上だった」ということに尽きるでしょう。想像以上に仕事との両立が難しい学校生活でしたが、入学前のライフスタイルを貫いていたら経験しえなかった分野の勉強ができて視野が広がったこと、また、その過程で多様な業種・職種に就く仲間と出会い、支えられたことで強いネットワークが築けたことも想像以上の経験でした。WBSの講義は選択肢が多いのが特徴だと思いますので、「得意」をさらに深堀りすることも、「苦手」を克服するチャンスもたくさんあります。常に好奇心を持ち、勉強したことがないから、あるいは、専門分野ではないからという理由で「自分自身で限界を決めないこと」も大切な心構えだと感じます。

【WBSを考えている方へ】
WBSに入学して人生が変わったと言っても過言ではありませんし、入学して本当に良かったと思います。MBA取得は簡単な道のりではありませんが、学びだけでなく、幅広い専門を持つ教員や助け合える仲間と出会えることがWBS最大の強みだと感じます。2年間は長く、金銭的にも負担になると思うかもしれませんが、刺激的で濃密な毎日で月日はあっという間に過ぎます。WBSでの学びやネットワークは一生続くものだと思いますし、決して高い投資ではありません。今のルーティンを打破したいと少しでも考えている方に、ご入学を強くお勧めします。

◆経歴 
慶応義塾大学文学部卒業
1998年に現会社に入社、現場部門、人事部を経て2011年より現職。中長期的な経営戦略の立案と実行が主な業務。

※上記はすべて2015年3月時点の原稿・写真です

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