「自分の心がわくわくする方向へと自由に進んで行ってほしい」【卒業生インタビュー】大竹悠介さん(政研修了、映画祭実行委員会)

プログラムで出会った地域で頑張る経営者に共感
「新聞×地域」の可能性を探る

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メディアの仕事に関心があり、1年次から全学共通副専攻でジャーナリズムを学びました。その関心が変化することになった転機は3年生の3月に起きた東日本大震災です。ジャーナリズムのゼミで現地に入り記録活動を進める中で、もっと現地の人々と深く関わりながら町の復興に役立ちたいと思うようになったのです。それを機に町づくりに関心が高まり、全学オープン科目で友成真一先生の「地域を経営する」を受講。学んできたジャーナリズムと重ね合わせ、メディアもコミュニティの一員として、企画や情報発信を通して地域貢献ができるのではないかと考え始めました。

「ジャーナリズム×コミュニティデザイン」の可能性を研究しようと政治学研究科ジャーナリズムコースに進学し、1年目に、友成先生が監修者だった縁で「IPPOプログラム」に参加しました。新潟県糸魚川市の建設会社や酒造店を訪れて社長さんたちに話を聞き、地域に根を張った経営理念やリーダーシップのあり方に共感。私も地域に関わる活動をしたいという思いを強くしました。

現在、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」の実行委員会で広報を担当しています。この映画祭には観光プロモーション映像の部門もあり、地域の魅力を映像で伝えるWebメディアの運営にも関わっています。また、地方紙の記事執筆など、個人でも複数の活動に携わっています。振り返れば、学生時代から周りには我が道を突き進む人が多く、そんな仲間がいたから、私もやりたいことを追求する道を選べたのかもしれません。みなさんも今いる場所に行動範囲をとどめず、自分の心がわくわくする方向へと自由に進んで行ってほしいと思います。

自分の役割を担っているとき、人は生き生き輝くことを実感

P20-大竹 悠介_学生時代

IPPOプログラムや地域経営ゼミでは、後輩学生をサポートする役目も務めました。そこで気付いたのは、人は、チームや社会の一員として役割を担っているときに生き生きとするのだということです。そうした「人が輝ける場」を作るのが、企画の力。「企画の力で地域を元気にしたい」「人同士の交流を生み出していく仕事がしたい」という思いが強くなりました。

上越と東京をつなぐ企画を自ら提案しカタチに

複数ある私の肩書の一つが『上越タイムス』東京特派員です。東京で活躍する上越地方出身者に、故郷の魅力や課題などをインタビューし、記事を書いています。きっかけは大学院時代に『上越タイムス』でインターンシップをしたこと。東京に戻った後もつながりを持ち続けたいと考え、自ら企画を提案し、実現しました。これからも息長く続けていきたいと考えています。


大竹悠介さん

映画祭実行委員会/地域紙ライターほか
2013年 文化構想学部卒業
2015年 政治学研究科修了

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「学生生活、このままでいいのかな?」―このプログラムは、自分の学生生活に少し疑問を感じている学生同士が、学部や学年の枠を越えて気軽に集まり、お互いの気持ちを言葉にしてフラットに語り合うワークショップです。自分以外にもモヤモヤを抱えている仲間たちがいることを実感し、交流を通じて個と個の関係を築くことで、他者を理解するとともに自分自身を見つめ直す機会となります。次のステップに一歩を踏み出すきっかけになることでしょう。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの。

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