夜間主総合
実践的な学びを重ねながらありたい自分を考え続け目指すキャリアが明確に
新卒入社以来、エンジニアとして製品開発に携わる中で、既存ビジネスの維持や改善はできても、大きな変針や新規ビジネス創造においては力不足から苦戦することが続きました。そうした自己の切迫した課題がある一方で、目指す理想像はまだ明確ではなく、学びを進める中で方向性を定めたいと考え、WBSの夜間主総合を選びました。
所属した杉田ゼミでは、杉田先生の広い人脈を活用した実践プロジェクトを担当。BCG元日本代表である先生の意思決定や行動と、自分との差異を目の当たりにしたことで課題が明確になり、成長への直結を実感できるようになりました。もう一つの変化は、事実を構造化する実践を重ねたことで視点の高さを自由に変えられるようになったことです。これまで短期志向に陥っていた自分が、目的意識を持ってプロジェクトをロジカルに把握することができるようになり、自社で誰よりも鋭い意見が言えるようになったことは自分でも驚きでした。
在学中、目の前の課題を解き続けた結果、社会人になって初めて自身が追求したいキャリアの道筋や、自社および社会にどうコミットしていきたいかを明確化できました。在学中にこれからの自社のドライバとして最も有効そうなベンチャー企業との協業に目をつけベンチャー企業との提携戦略や出資業務をリードするために渡米する決意をしました。今後は、WBSで学んだ事業戦略策定やベンチャー出資に関する知識を活かし質の高い実践につなげ、ビジネスモデル創造、組織創造をリードできる経営者を目指していきたいと考えています。
略歴
2008年広島大学大学院先端物質科学研究科修了。旭化成株式会社に入社後、エンジニアとして半導体製品の回路設計、顧客サポート、製品企画、海外技術窓口などを担当。2021年4月WBSに入学し、杉田浩章教授の「市場創造とトランスフォーメーション」ゼミに所属。修了後の現在は半導体関連のマーケティングや企業提携戦略に従事している。
※上記はすべて2023年7月時点の情報・原稿です