Waseda Business School (Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科

その他

◆早稲田-ナンヤン ダブルMBA
向井 秀明さん
楽天株式会社

世界を相手に英語でビジネスを

mukai

進学を決めたのはどのようなきっかけからでしたか?

私は自動車(レーシングカー)のエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、その後製造業向けITソリューションを提供する会社に転職しました。エンジニアリングの知識に関しては多くを流用することが出来たのですが、転職後の仕事では経営層とのやり取りも多くあり、ビジネス知識の必要性を強く感じたことが進学を決めた動機の一つです。これに加え、かねてより組織マネジメントに興味を持っていたこと、さらに世界を相手に英語でビジネスを行えるだけのスキルと自信をつけたいという思いも、MBAを志す原動力でした。

実際に入学され、学生生活は全体的にいかがでしたか?

Waseda-Nanyang Double MBAに費やした1年間は、まさにChallengingな時間でした。このプログラムの学生はシンガポール国立ナンヤン理工大学(NTU)の学生と一緒に、シンガポールのキャンパスで授業を受ける必要があります。つまり、”英語で”大量のリーディング・レポート・プレゼンをこなし、授業中に発言をしなければならない訳です。もともと経営学の知識を持っていない者として、英語でこれらをこなすのにはとても苦労しました。さらにDouble MBAの学生は早稲田とNTU両方の科目を履修する必要があるため、一つの学期に取るべき科目数も多く、常に高い負荷にさらされていました。週末も含め勉強をしていることが多かったのですが、時折行われるネットワーキングパーティーや、仲の良いメンバーと行く食事などは、つかの間の息抜きとして良い思い出になっています。キャンパス内にある学生寮に住み、朝から晩までMBA漬けになれた貴重な一年間でした。

学生生活の中で不安や困ったことはありましたか?
そのときはどうやって乗り切りましたか?

留学初期は英語で自分の考えを十分に表現できず困ることも多かったですが、何よりグループワークの運営方法にはいつも困難を感じていました。シンガポールのクラスには20カ国以上から学生が集まっており、それぞれが異なる常識や文化を持っています。これらの学生がチームを組んで一つの成果物を作る訳ですから、毎回それなりの衝突が起きます。特に日本人のように単一民族国家から来た学生は、チームメイトにまるで同朋を相手にしているかのような期待を持ってしまうこともあり、見事に裏切られ大変な目に合うこともしばしばでした。対策は、やはり相手を良く理解し受け入れることだと思います。自分のやり方に固執せず、チームとして最高の結果を出すことにフォーカスすれば、個々がそれぞれの得意分野で力を発揮し始め、成果物の質を向上させることが出来ました。多様性に対する理解は、国際化が進むなかで必要不可欠なものであると感じていますし、この経験は現在の職務においても大変重宝しています。

Waseda-Nanyang Double MBAプログラムは研究過程に特徴はありますか?
また、その研究テーマにどのような問題意識をお持ちでしたか?

Double MBAの学生には、修士論文の代わりにBusiness Study Mission(BSM)ペーパーという課題が与えられます。(注:現在はJapan Industry Studies(JIS) Paper)私はEco-Systemを強みとする日系企業の海外展開についてリサーチし、提案をまとめました。このテーマを選んだきっかけは、2学期に受けたTechnology and E-businessという授業です。この授業ではNetwork EffectやEco-Systemなど、様々な製品やサービスがつながることで、より大きな価値創造が成される事例を学ぶ機会に恵まれました。ここでAppleやTaobaoの事例を知るうちに、それらの考え方を有効活用し、世界で活躍している日系企業が少ないことに問題意識を感じたのがテーマ選定の理由です。日本で築いたEco-Systemを如何に海外で再現できるものか、という視点で分析しペーパーとして仕上げました。MBAで学んだことを実践し、目に見えるアウトプットとしてまとめ上げるプロセスは、総仕上げとして大変有益なものとなりました。

現在、MBAで学んだことをどのように活かされているかについて教えてください。

MBAで得た知識と経験は、様々なシーンで活きています。MBAの授業では、視座を経営層まで上げることが頻繁に求められます。この経験があるお陰で、上司のさらに上の層の視点で物事を判断することができるようになり、アウトプットの質をワンランク上のものへと進化させることができていると感じています。経営戦略やチームの戦略を念頭に置きながら物事を考える習慣は、日々の仕事の質を様々な面から向上させています。またシンガポールというアジアのハブで、数多くのグループワークを英語でこなしてきた経験は、日々の会議で存分に活きています。会議の多くは英語で行われ、Video会議システムを用いて海外支社とやり取りする機会も多いのですが、自分の意見を英語で分かりやすく伝える方法を身に着けているアドバンテージはとても大きいです。この他にも、会計やマーケティングの知識などは頻繁に活用する機会がありますし、MBAをやっておいて良かった、と思う機会は頻繁にあります。

Waseda-Nanyang Double MBAへ進学を検討している方へ、
メッセージをお願いいたします。

日本人にとって、このWaseda-Nanyang Double MBAは、極めておすすめのプログラムだと思っています。Nanyang Business Schoolでは、Financial Timesのランキングで上位に位置付けられているInternationalなMBAが経験でき、学位とネットワークを得られます。さらに、WBSでは日本の超一流のバックグラウンドを持った教授陣の授業を受けることができます。そして何より、日本人である以上、WBSで出会った日本をベースに活躍する優秀なクラスメートとのネットワークと学位は、卒業後のビジネスシーンにおいて様々な面でアドバンテージとなるに違いありません。この様に、海外MBAと国内MBA両方のメリットを、約一年かつ一校分の学費で得られるこのプログラムは、勉強の大変さを遥かに超える利益をもたらしてくれるはずです。入学試験として課せられるTOEFLやGMATの対策は大変ですが、ぜひ多くの方に挑戦して頂きたいと思っています。

経歴
2005年 大学院工学研究科修了
2005年 – 2008年 株式会社童夢
2009年 – 2011年 DPテクノロジージャパン株式会社
2011年 – 2012年 Waseda-Nanyang Double MBA(大滝ゼミ)2012年9月修了
2012年 – 楽天株式会社

※上記はインタビュー時点の情報です

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fcom/wbs/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる