Waseda Business School (Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科

その他

◆早稲田-ナンヤン ダブルMBA
池田 宙さん
日本GE株式会社

キャリアチェンジのきっかけに

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この早稲田-ナンヤン ダブルMBAなしには、念願だったキャリアチェンジをなし得なかったと確信しています。もともと情報機器メーカーのエンジニア職だったのですが、もっと広くマネジメントの領域を学びたいという希望を抱くようになり、MBAを志しました。
このプログラムを選んだ理由は、やはりアジアでのMBAという点がユニークだったからです。また、会社を辞めての自費留学だったため、1年という比較的短期であるうえ、授業料も現地での生活費も、欧米に比べると手頃だったという点が挙げられます。まさに、日本とシンガポールのいいとこ取りの「早くておいしいプログラム」だったわけです。
私は大学時代に米国留学を経験していたので、TOEFLはさほど苦労しませんでした。受験の準備としては、GMATの対策に注力しました。最初は自学自習を試みたのですが、思ったほどにはスコアが伸びませんでした。そこで方針を変えて、GMAT専用の予備校に4カ月ほど通いました。仕事を続けながら週末の受講だったのですが、効果はてき面でした。MBAの出願は締め切りがありますので、そのタイミングを逃すと入学も1年ずれてしまいます。短期で集中してスコアを伸ばす必要があるため、投資と割り切って講座を受講したことが良かったと思います。

グループワークを通じてつけた自信

実際に早稲田-ナンヤン ダブルMBAの授業を受けてみて感じたのは、アジア各国の学生たちに囲まれて議論をすることがいかに刺激的かということでした。論理的で押しの強いクラスメイトに対して英語で立ち向かわなくてはならず、その環境に身を置けたことは、貴重な体験だったと思います。
1学期も半ばを過ぎたあたりから、グループワークがより授業に組み込まれ、議論の機会がどんどん増えていきました。最初は他のメンバーに全然歯が立たず、思うように議論に加われなかったこともしばしばでした。しかし次第に英語を母国語としないクラスメイトの訛りや異文化的な考え方にも慣れてくるにつれ、相互理解が深まり絆も強くなっていきました。
それにともない、議論の場においても自信がついてきて、2学期が始まってからは、積極的に意見を出したり、建設的に批判を展開することができるようになりました。1年を通して見ると、学期が進むにつれてグループワークや発表の比率が高まるとともに、ディスカッション力やプレゼンテーション力が着実についてきていることが実感できました。

いろんな国籍の学生が集まっていることが重要

早稲田-ナンヤン ダブルMBAの科目は、ハードな授業とソフトな授業に二分されると思います。例えば財務や会計といった授業は教科書にある理論が基礎となり、知識をしっかりと詰め込む点でハードな授業と言えます。
一方、人事組織論やマーケティング戦略の授業では、教科書的な理論よりも、「このケースではあなたならどういう判断をしますか?」といった、論理的な考え方や意思決定のプロセスに重きを置いており、いわばソフトな授業だと思います。
ですから、こうした授業では多様なバックグラウンドの学生がメンバーとなることによって、グループとして結果的に導かれるコンセンサスも変わってきます。なかなか自分の思うような結論に至らない場合も珍しくありません。そういう自分とまったく異なる考え方とぶつかり合えることこそ、このダブルMBAの授業の醍醐味だったと思います。
やはりいろいろな国籍の学生がいるということが、とても意義があることなのでしょう。一日本人として海外に身を置くと、なんとなく国を背負っているような感覚すら芽生えてくるものです。それはどの学生も同様で、同じ机を並べるうちにお互い母国の色のようなものが見えてきます。例えばインドの学生は理詰めで相手を納得させますが、日本人だともっとやんわりと周囲に理解を求めようとしたりします。
ビジネスの場面で海外の取引先と仕事をする場合と大いに共通するものがあります。実際、「ああ、あの時MBAで体感した縮図がここにもある」といった既視感を覚えることがあります。MBAを通じて環境に身を置けたという点が、いちばんの収穫だったと思います。
そのように議論を戦わせた同窓生とは今でもひんぱんに情報交換しています。それぞれ国が異なり離れ離れになった人もたくさんいますが、同級生グループなども存在するため、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用し、皆活発に近況報告をしています。つい先日も私の勤務先を転職先の候補として検討しているので話を聞かせてほしい、という連絡をインドの同窓生からもらったばかりです。1年間という短い期間だったにも関わらず、生涯続く何物にも代え難い繋がりを得ることができました。

リスクを抑えつつ飛躍のきっかけを

このダブルMBAプログラムでもうひとつ印象深かったのは、授業の一環で実際に現地の企業を訪問して現場の話を伺ったり、現役のビジネスリーダーを招いた特別講義をしていただいたことです。シンガポールに支社を置いている日本企業も多く、早稲田のネットワークがあるからこそ実現できたことでもあります。
こうしたメリットを総合的に見て、この早稲田-ナンヤン ダブルMBAは、ローリスク・ハイリターンと言えると私自身は評価しています。これまでにない程変化が激しく将来が不透明なこの時代、2年間のブランクと相応の費用をかけてMBAを取得しても、どれだけポジションや収入がアップするかはわかりません。
比較的授業料が手頃で生活費の安いシンガポールで、リスクを抑えつつビジネスの視野を広げ、海外への足がかりを築きたい方に、ぜひ、おすすめしたいMBAプログラムです。

経歴

東京工業大学 理学部 応用物理学科 修了
サンフランシスコ州立大学 インダストリアル・アート修士課程 修了
モトローラ株式会社 Waseda-Nanyang Double MBA 修了
サイモン・クチャーアンドパートナース株式会社
日本GE株式会社(現職)

※上記はインタビュー時点の情報です

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