全日制グローバル
培った知識やスキルを活かし研究とビジネスを
橋渡しする事業開発のプロを目指したい
入社以来、主に一般用医薬品の研究に携わってきました。製品改良を担当していた若手時代は、既存の開発手法に沿って仕事を進められましたが、新製品や新規事業の開発を担う立場になるにつれ、ゼロからアイデアや開発手法を考える力が不足していることを痛感。イノベーションの理論と経営視点を学ぶためにWBS の門を叩きました。
所属した牧ゼミは留学生が約6 割を占めるグローバルな環境で、同じテーマに取り組んでいても切り口やアイデアの方向性が人によってまったく異なることが新鮮でした。プロジェクトベースでイノベーションについて理解を深める上で、多様なメンバーとの討議を通して多角的な視点を持てたと同時に、未完成でもよいのでアイデアを迅速に実行に移す大切さも学びました。 2年目に取り組んだプロジェクトでは、大学の研究者が開発し商業化を検討中の科学技術を提供いただき、事業計画を策定しました。講義やゼミでの学びを基に、研究者やユーザーへのインタビューを行い、メンバーと議論を重ねて一つのものを作り上げていくプロセスは刺激に満ち、非常に有意義な経験でした。
修了後の現在は、全社の新規事業の企画・運営やサポートを担う部署で業務にあたっています。これまでの研究者としての経験に加え、WBS で培った経営やイノベーションに関する知識と多様なネットワークを活かして、研究とビジネスを橋渡しする事業開発のプロフェッショナルを目指していきます。
略歴
2012年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。ライオン株式会社に入社し、研究所にて頭痛薬バファリンの製品開発に従事。その後、新製品開発や新規事業プロジェクトに携わる。企業派遣入試を経て2020年4月に WBS に入学。牧兼充准教授の「イノベーションとアントレプレナーシップ」ゼミに所属。2022年3月修了。
※上記はすべて2022年7月時点の情報・原稿です