組織行動
担当教員:竹内 規彦准教授
内容
当ゼミでは、近年米国を中心に急速に発展しつつある「組織行動学(Organizational Behavior)」の考え方やコンセプトを踏まえ、企業の組織と人材のマネジメントに関する理論的・実証的な研究を行うことを目的とします。心理学・社会学等のバックボーンを支柱とし発展してきた組織行動学は、組織の中の人々の性格・価値観・態度・行動に関する客観的なデータとその厳格な方法論に基づく仮説検証により、実務に応用度の高い数多くの人間行動や成果に関する理論を蓄積しています。このエヴィデンス・ベースドの考え方をもとに、個人の第6感や経験則のみに頼らない組織における効果的なマネジメントのあり方を考えていくことが当ゼミでの最大の課題です。具体的な研究トピックスは、必ずしもこの限りではありませんが、以下のような例が挙げられます。
- 従業員のモチベーション及びその向上にむけたリーダーシップ/マネジメント
- 職場における上司・部下間の関係性と集団・組織への影響
- 職場やプロジェクト場面におけるチーム・ビルディング
- 組織における個人の社会化とリテンション(定着)・マネジメント
- 組織文化と組織変革のマネジメント:学習する組織の構築
- 組織戦略に適合する人材の採用・育成・報酬マネジメント
なお、当ゼミでは専門職学位論文において、定量的な実証研究を実施することを推奨しています。当ゼミでの研究活動を通じ、組織の諸問題に対して科学的に切り込む能力の滋養と伸張が期待されます。