Global Enterprise and Management Student Summit (GEMS)を開催しました(2026/8/25-26)
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- Mon, 14 Sep 2026
Global Enterprise and Management Student Summit (GEMS)
日時:8月25日(火)~26日(水)
場所:国際会議場(早稲田大学)、11号館701教室
早稲田大学商学部グローバル・マネジメント・プログラム(GMP)、香港科技大学(HKUST)ビジネススクールのGlobal Business Program(GBUS)、成均館大学(SKKU)ビジネススクールのGlobal Business Administration Program(GBA)が共同で構想した国際学生シンポジウム「Global Enterprise and Management Student Summit(GEMS)」の第1回大会を早稲田大学で開催しました。GEMSは、香港、韓国、日本を代表する3つのビジネスプログラムの学生が一堂に会し、グローバルな視野や異文化協働力を育みながら、企業とマネジメントがグローバルな課題の解決にどのように貢献できるかを探究するための新たな国際交流プログラムです。
(1)GEMS Opening Ceremony
開会式では、参加大学である早稲田大学、HKUST、SKKUの各先生方から、「異なる価値観を持つ学生同士が協力し、2日間でひとつのプログラムをつくり上げてほしい」というメッセージとともに、「この機会を通じて、将来にわたって信頼関係を築ける各国の仲間を持ってほしい」という言葉が贈られました。

GEMSは経営やビジネスを学ぶ学生たちが世界各国から集うサミットであり、単なる交流の場にとどまらず、将来グローバルに活躍する上での土台となる人脈を築くことも重要な目的のひとつです。先生方の言葉には、この2日間が学生生活の中の一つのイベントで終わるのではなく、将来のキャリアやビジネスにもつながる出会いの場であってほしいという願いが込められていました。
(2)Global Knowledge and Cultural Exchange
続くSession 2の文化交流では、自己紹介やビンゴ、各国にまつわるトリビアクイズなどが行われました。優勝チームには賞品も用意されており、どのチームも熱心にゲームに取り組む姿が見られました。これらのゲームは、互いの人柄や出身国について自然に知ることができる内容となっており、開始当初に見られた緊張も次第にほぐれていきました。
こうした交流を通じて学生同士の距離が縮まり、互いへの理解を深める土台が築かれたことが、その後の活発な議論や質の高い発表へとつながっていきました。

(3)Lunch and Team Meeting
ランチセッションでは、午後に控えていた発表から一度頭を離し、Session 2の景品だった各国のお菓子を食べながら、3か国の学生間で交流を楽しみました。これまでオンライン中心で議論を行ってきた各チームでしたが、ここでは各国の文化の違いや訪れた日本の観光地などについて、たわいのない会話を楽しみました。
(4)Social Enterprises Addressing Global Challenges
Session 3では、事前に与えられたケースを読んで取り組んだ課題のプレゼンテーションを行いました。課題は、ベンチャー企業の事業急速展開・抑制的展開の選択についてでした。難しい課題ながら、どのチームも選定した企業に対し非常に深い事業分析を行っていたのが印象的でした。このワークを通じて、海外のベンチャー企業を取り巻く社会環境や事業の多彩さに触れ、視野を広げることができました。

(5)Mixer Dinner
1日目の締めくくりとなるMixer Dinnerは、各国から集まった学生が食事をともにしながら打ち解けるための時間でした。私はこのセッションで、HKUSTと SKKUの学生2名とともに、交流用のゲーム「Table Photo Challenge」を企画・運営する役割を担いました。準備はすべて英語でのやりとりで、初対面かつ文化的な背景も違う相手と意見をまとめるのは簡単ではありませんでした。そこで私は、すぐに企画の中身に入るのではなく、まず何度も顔を合わせて話す時間をつくり、お互いを一人の人間として知ることから始めました。相手がどんな人か分かってからは議論の速度が上がり、遠慮なく意見を出し合えるようになりました。当日は50名を超える学生が参加し、テーブルごとにお題に沿った写真を撮るという内容を通して、初対面同士でも自然に会話が生まれる場をつくることができました。

この経験から学んだのは、遠回りに見えても、関係をつくることが結局は一番の近道だということです。国や立場の違う人と協働するこれからの場面でも、この姿勢を持ち続けたいと思います。
(6)Tokyo Field Study
2日目には、東京フィールドスタディーを実施しました。私たちは、HKUST、SKKU、早稲田大学の学生で構成されたチームで、東京の街を歩きながら、社会やビジネスが抱える課題を探しました。
テーマは「From Observation to Innovation(観察からイノベーションへ)」です。単なる観光ではなく、普段は見過ごしてしまうような街の様子や店舗、人々の行動を注意深く観察し、写真や現地での気づきを集めました。その後、チームで課題の原因を分析し、実現可能性や持続可能性を意識したビジネスアイデアを考えました。
私のTeam Eは、浅草を訪れました。街を歩く中で苺大福の店を見つけ、店主の方とお話ししたことから発想を得て、長年親しまれてきた店舗が、経営不振ではなく、経営者の高齢化や後継者不足によって閉店してしまうという課題に着目しました。
そこで私たちは、引退を希望する店舗経営者と、既存の事業を引き継ぎたい若手起業家を結び付ける事業承継プラットフォーム「TSUGU(つなぐ)Tokyo」を提案しました。コンセプトは、「Retire without Closing(店を閉じずに引退する)」です。

店舗の歴史や技術、顧客との関係を次の世代へ受け継ぐため、事業の完全売却だけでなく、後継者を育成してから引き継ぐ方法、売上の一部を元経営者に還元する方法、引退後もアドバイザーとして関わる方法など、経営者の希望に合わせた複数の選択肢を考案しました。
フィールドスタディー終了後は大学へ戻り、限られた時間の中でプレゼンテーション資料を完成させました。各チームは、現地で発見した課題や収集した写真、課題が生じる原因、そして解決に向けたビジネスアイデアを5~7分間で発表しました。
そして審査の結果、私たちTeam Eが最優秀チームに選ばれました!短時間でのフィールドワークと準備でしたが、国籍や大学の異なるメンバーが、それぞれの視点や得意なことを生かしながら一つの提案を完成させることができました。高齢となった経営者の引退を支援するだけでなく、若者の起業機会を生み出し、東京の地域文化や伝統を次世代に残すという点を評価していただき、とても嬉しかったです。
(7)Closing Ceremony
最後に行われた閉会式では、2日間のプログラムを振り返り、参加者全員が互いの健闘を称え合いました。教室でのディスカッションから東京でのフィールドワーク、そして最終プレゼンテーションまで、言語や文化の違いを越えて協力し、一つのアイデアを形にできたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。

今回のGEMSを通じて、経営学の知識を現実の社会課題に応用する面白さと、多様な背景を持つメンバーと協働することの難しさ、そして楽しさを実感しました。GEMSで築いた友情とつながりを、これからも大切にしていきたいと思います。
GMP学生3年 中村聖:(1)(2)
GMP学生3年 安藤隆太:(3)(4)
GMP学生3年 尻無濱大悟:(5)
GMP学生4年 バシューツカヤ ミラーナ:(6)(7)
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