School of Commerce早稲田大学 商学部

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中出ゼミ 第2回保険アイデアコンペで1・2位受賞

全国学生保険学ゼミナール(Risk and Insurance Seminar)主催による第2回保険アイデアコンペで、本学商学部・中出哲教授ゼミナールから応募した2チームの作品がそれぞれ1位・2位を受賞しました。

審査は、損害保険、生命保険の業界団体、保険新聞社、保険仲立人、共済団体などの保険のプロによって約2か月をかけてなされ、3月下旬に結果が公表されました。

1位を受賞した「地域一体で支え合うサイバー保険」は、増大するサイバー攻撃やデータ漏洩のリスクに対し、特にサイバー攻撃に脆弱である中小企業をターゲットとした保険です。この提案では、P2Pモデルも利用して地域連携を促すというユニークな発想、戦争リスクに対する政府との協力(PPP)、中小企業のセキュリティを高めるという保険の事前の機能を発揮させるといった点に特徴があり、国内外の制度なども勉強して検討した点などが高く評価されました。

また、2位を受賞した「日本農業の発展を支える保険」では、新たに農業にチャレンジする人や会社を応援するために、資金調達と農業に失敗のリスクの二つを同時に満たす制度として、フランスの貿易保険制度や損害保険の起源である「冒険貸借」の仕組みを参考としたうえで、融資と保険を組み合わせた方式で、銀行が有する機能と保険会社が有する機能を有機的に結び付けた提案です。現在の保険の形にとらわれない独創性が評価されました。

ゼミ生は、日本の社会課題や既存の保険制度、外国の対策事例などを幅広く調査するとともに、保険会社の専門家にもヒアリングしながら保険数理上の試算を行うなど、能動的な研究活動を進めました。

新しい制度を考えることはとても難しいですが、そのプロセスの中で、ゼミ生は、保険制度が社会を変える大きな可能性を有する仕組みであることを理解し、保険に関する関心をさらに高めることができました。

 

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