2024年8月30日~31日にシンガポールにて開催されたBFI Case JamにGMP生5名(板本蒼、上田瑞稀、佐々木晴香、東竹翔宇、渡邊孝太郎)が参加しました。
主催したSMUのKenneth Goh先生、引率のKim先生、参加したGMP生5名
BFI Case Jamは、Singapore Management University(SMU)が主催し、EYパルテノンがスポンサーを務めるケース・スタディーのコンペティションです。本大会は、ファミリービジネスが直面する現実のビジネス課題(ケース)に焦点があてられ、それに対する最適な解決方法を考案するものでした。従来のケース・コンペティションに即興、協力、分析の要素が新たに加えられているという点で、これまで体験したことのない大会でした。当日にチーム分け、ケース課題文が発表され、その瞬間から各チームはリサーチ、分析、解決策の準備を6時間以内に行います。最終成果物としてビデオプレゼンテーションを提出し、教授、コンサルタント、ファミリービジネス経営者を含む審査員の方々によって評価されます。決勝に進んだチームは全体の前でプレゼンテーションを行います。チーム編成は1日目と2日目で異なり、それぞれ繋がりはありますが、異なる課題を課されます。
審査員、出場者、主催者全員の集合写真
課題を整理して戦略を立案している様子
大会では、異なる背景を持つメンバーとの連携の重要性を感じました。限られた時間の中で、課題を整理、最適な解決策の考案、わかりやすいプレゼンテーション作成をするためには、チーム全員の特性を理解して役割分担をすることが鍵となりました。そのためには、短時間で信頼関係を構築すること、高いコミュニケーション能力を発揮することが試されました。
私の班は、初めに自分の得意分野を共有することで、ファイナンスに強い人は試算、クリエイティブな人は導入動画の作成、戦略に強い人は戦略立案、ロジックに強い人はストーリーラインの作成というようにメインとなる役割を分担しました。全員の考え、技術をフル活用することで、短時間で最大限のアウトプットができたと考えています。
緊張感のある大会を楽しく終えることができたのは、プレッシャーを共有しながら、共通の目標に向かって努力するチームメイトがいたからです。様々なアイデアを受け入れるオープンさと、彼らの熱意に助けられました。大会後は、お互いの貢献をたたえ合う時間があり、自分もチームに少なからず何か良い影響を与えていたのだと実感しました。2日間ともチームメンバーに恵まれ、この出会いに感謝しています。
2日間を通じて、世界中の優秀な大学生と交流できたことは、知識の向上だけでなく、チームワークの重要性を改めて感じる貴重な経験となりました。特に、異なる文化的背景を持つメンバーとの協力を通じて、多角的な視点で問題解決に取り組む力を磨くことができました。このような素晴らしい機会を与えてくださったGMPの先生方には心から感謝しています。今後は、この大会で得た学びをゼミ活動やGMPのプロジェクトに活かし、さらに成長していきたいと考えています。
(エドマンゼミ3年 佐々木晴香)