石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞記念講座2018の講義録である『ジャーナリズムは歴史の第一稿である。』が出版されました。
この書物は、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を記念して、早稲田大学の学生のために開講されている講義をもとに編まれたものです。講師陣は、早稲田ジャーナリズム大賞の前年の受賞者を中心に、第一線で活躍されているジャーナリストの方々から構成されています。

ジャーナリズム大賞メダル
また、第18回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」贈呈式が12月4日に行われました。
贈呈式での講評や、受賞者のコメントなどを後日、公開いたします。
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座 2018
『ジャーナリズムは歴史の第一稿である。』

「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2018 『ジャーナリズムは歴史の第一稿である』
2018年12月5日発行 (成文堂)
目次
序論 「歴史の第一稿」が問いかけること 瀬川至朗(早稲田大学政治経済学術院教授)
第一部 公文書問題を問い直す
1 日報隠蔽問題の本質とは何か 吉田好克(NHK報道局社会部副部長)
2 公文書から見た戦後日米関係の一断面 奥山俊宏(朝日新聞編集委員)
3 「ある文民警察官の死」が問いかけるもの 三村忠史(NHK大型企画開発センター チーフ・プロデューサー)
第二部 「真実」をいかに掘り起こすか
4 東芝事件は起こるべくして起きた 宮崎知己(月刊「FACTA」編集人)
5 土壌汚染地図が示す沖縄の現在 島袋夏子(琉球朝日放送報道制作部ニュースデスク兼調査報道担当記者)
6 富山市議会 腐敗の深層 砂沢智史(チューリップテレビ報道記者)
第三部 日本は弱者に優しいか
7 移民ネグレクト大国 日本 坂本信博(西日本新聞社編集局社会部デスク・遊軍キャップ)
8 精神障害者と共生する社会を目指して 豊島浩一(南日本新聞編集委員兼論説委員)
9 過去ではない水俣。遠くない水俣 石貫謹也(熊本日日新聞社編集局熊本総局次長)
第四部 ジャーナリズムの新たな可能性
10 戦場はネットへ 二〇一八年のジャーナリズム 古田大輔(BuzzFeed Japan創刊編集長)
11 ボクシングから読み直す日本―フィリピン関係史 乗松 優(関東学院大学兼任講師)
12 キルギスの誘拐結婚、ヤズディから日本人妻へ 林 典子(フォトジャーナリスト)
終章 いま求められる「検証のジャーナリズム」 瀬川至朗(早稲田大学政治経済学術院教授)
⇒あとがき