「好き」を超えて一生懸命になれたから頑張れた・宮本丈裕さん

Rising Star 挑戦者たち

学生生活を通して得た視点や能力を生かし、最前線で活躍する校友を紹介します。

今回はフラッシュ暗算開発教室・宮本暗算研究塾Max 柳沢教室 室長の宮本丈裕さんに、大学での学びや経験、社会とのつながりを語っていただきました。

「好き」を超えて一生懸命になれたから頑張れた

西東京市にあるそろばん教室。室長の宮本丈裕さんは、120名ほどの生徒を指導している先生だ。「願いましては…」から始まる問題を聞き取ってそろばんで答えを導き出す読上算を得意とし、珠算競技の選手としても活動を続けている。
「一番古い記憶は、父の営むそろばん塾の片隅でうたた寝をしていたこと」という宮本さん。物心がついた頃にはそろばんを習い始めていた。3歳の頃、将来なりたかったのは幼児向けアニメのヒーロー。4歳でなりたいと思ったのはそろばん塾の先生だった。「選手としての経験や実力は、将来指導者になった時に必ず役立つ。だからまずは、国内の珠算大会で優勝できるくらいの選手になろうと思いました」
全日本珠算選手権大会で優勝した先輩を追って高校から早稲田実業学校に進学。共に腕を磨き、大学では公認サークルとして珠算部を創立した。そろばんは練習量が物を言う。宮本さんは、1日10時間を超える練習でひたむきにそろばんと向き合い続けた。「中学校までは『何のためにそろばんをするの?何の役に立つの?』と言われたこともありました。でも、早稲田の学生は自分と同じく、何かに全力で打ち込んでいる人たちばかり。努力を否定することなく、むしろ『自分も頑張ろう』と、お互いに良い影響を与えていたと思います」

2012年には、日本一規模の大きい珠算大会である全国珠算競技大会クリスマスカップの読上算競技で、見事優勝。人生におけるそろばんの練習時間が、20,000時間に達した頃だった。「努力を続けてこられたのは、自分にとってそろばんが、好きとか役に立つとかを超えて人生に組み込まれているものだから。それほどまでに一生懸命になれるものがあるって、幸せですよね」と話す。

電卓やコンピューターの普及により、そろばんを習う人は一時期半数以下になったという。最近は徐々に増えてきたが、それでもそろばんの世界は高齢化が進んでいる。宮本さんは「若く優秀な人材を育てることで、ピンチに陥るそろばんの世界を支えたい」と、業界の存続に向けて意気込む。そのために子どもたちにそろばんを好きになってもらおうと、生徒がより上達できる問題づくりや、楽しんで教室に通ってもらうためのイベントなども手掛けている。「そろばんが楽しくて役に立つことを知ってもらえれば、次の世代につながっていくはず」と考える宮本さん。子どもたち、そしてそろばんの世界の未来のために、今日も教室で指導を続けている。

宮本丈裕さん フラッシュ暗算開発教室 宮本暗算研究塾Max 柳沢教室 室長

2013年早稲田大学社会科学部卒業。大学卒業後、「フラッシュ暗算」を開発した父が営むそろばん塾の第二教室で指導者を務める。全珠連珠算検定十段、同暗算検定十段、日本フラッシュ暗算協会フラッシュ暗算検定十段。平成30年度全日本珠算選手権大会では読上算の問題を出題する読上委員として参加。大会運営にも携わる。

 

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