「自分が興味を引かれるかを選択基準に」商学部卒・三井物産株式会社 清水瞳さん

【卒業生インタビュー】
海外とは無縁だった私がICC の活動を経て留学へ
挑戦がチャンスを呼ぶと実感

P26-清水 瞳_2

商社の輸出部門で、日々世界を身近に感じながら仕事をしています。そんな私も早稲田に入るまでは、海外に縁も関心もありませんでした。一生、日本から出ずに過ごしてもいいと思っていたほどです。変化のきっかけは、「ソーラン節を一緒に踊らない?」という友人の誘いでした。ダンスを通じた国際交流を行うサークルに2年次から参加。その活動を通じて国際コミュニティセンター(現ICC( 異文化交流センター))を知り、学生スタッフリーダーになりました。
私が携わった企画の一つが、現在もICCの恒例イベントとして続くノーボーダー・キャンプです。参加者は本名や国籍を明かさず、ニックネームで交流するのがキャンプのルール。相手の基本的な情報がないため、おのずと話題は将来の夢や恋愛など踏み込んだものになり、より深いコミュニケーションが成立すると私自身も学びました。キャンプ後も参加者同士の友情が続くケースも多く、手掛けたイベントが、誰かの人生に変化やきっかけを与えられることに喜びを感じました。

ICCの活動を通して私の視野も広がり、学生スタッフリーダーになった翌年の夏、韓国に短期留学。さらにその翌年、商学部の長期留学プログラムに参加し、上海と香港の大学で学びました。そして、留学先で日本を外から見た経験が、商社というグローバルな仕事に目を向ける一つのきっかけになりました。最初に一つ扉を開ければ、そこから連鎖的にチャンスは広がり、自分の探究心も高まっていきます。「将来に役立つか」ではなく、「自分が興味を引かれるか」を選択基準に、まずは何でも始めてみることが大切だと思います。夢中になれるものに出会えた4年間の記憶は、卒業後も挑戦を続ける後押しになるはずです。

仲間と力を合わせ準備を重ねる過程で得手不得手を発見

P26-清水 瞳_学生時代

ICC学生スタッフリーダーを経験して学んだのは、計画的に準備を進める大切さです。私にとって苦手分野ですが、計画性のある後輩と組むことで助けられました。一方で、最初に大枠を描いたり、アイデアを出したりすることが私は得意だと気付けました。考えた企画が形になり、参加した人にプラスの影響を与えられる。その手応えが何よりの支えになりました。

真剣に取り組めば次の目標が見えてくる
目の前の仕事を全力で

缶詰用ブリキ材の輸出業務に携わっています。英語を日常的に使い仕事をしている今の自分を、大学入学当時は想像もしませんでした。今は目の前の仕事に全力を注ぐことだけを考えています。学生時代もそうでしたが、真剣に打ち込めば、ある段階で急に視界が開けて次の道が見えてくるもの。その先にあるチャンスや人との縁を大事にしていきたいと思います。


 

清水 瞳
三井物産株式会社
2014年 商学部卒業

Pick Up
ICC学生スタッフリーダー
ICCの異文化交流活動において、中心的な存在として活躍するのが「学生スタッフリーダー」です。現役学生ならではの視点と発想を生かして、早大生のニーズに合った異文化交流イベントを企画立案。多くの関係者をまとめるリーダーとして、さまざまな活動に取り組みます。さらに、ICCの広報活動や運営業務などを幅広く担当するほか、海外の大学との意見・情報交換を通じて異文化知見を高める機会も。社会で役立つ貴重な経験を積むことができます。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの

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