「社会全体にとって何が最善かを考え続けたい」【卒業生インタビュー】老月 梓さん(政治経済学部卒業)

学内外で挑戦を重ねながらどう社会と関わるかを模索
国家公務員の道へ

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高校生のころから漠然と、将来は世の中を良くする仕事に就きたいという思いがありました。具体的にどんな職業につなげられるのかを探ろうと、大学時代は興味を引かれた学内外のさまざまな活動に参加しました。特に力を入れたのが、早稲田大学創立125周年の記念行事を企画・運営する団体「WASEDA 125」の活動や、国際協力NPOの学生部門での活動です。それらに携わりながら、私はこの先、人や社会とどう関わっていきたいかを考え続けました。そして見えてきたのは、自分には、組織の中に身を置いてアイデアを出し合い、仕事を分担し助け合いながら進めていく関わり方が向いているということです。また、一から自らの手だけで何かを作り上げるよりも、問題の根本にアプローチできる立場で働きたいと考えるようになり、国家公務員を目指すことを決めました。最終的に財務省を選んだのは、「正義の通る世の中をつくりたい」「社会全体にとって何が最善かを考え続けたい」という思いを共有できる人が多くいると感じたからです。

入省後、海外の税制調査を担当した後、地方赴任や厚生労働省への出向、フランス留学を経験しました。現在は財務省に戻り、関税政策の企画立案に携わっています。私の部署では、開発途上国からの輸入品に対して一般の関税率よりも低い税率を適用する特恵関税制度も管轄していて、学生時代から関心のあった途上国の開発支援に間接的に関われることにやりがいを感じます。

もし今みなさんが、世の中に対して何か問題意識や疑問を感じているのなら、一歩踏み込んで「どうすれば解決に近づけるのか」「そのために自分は何ができるのか」を考えてみてください。それを自らに問い続けることはきっと、自分らしい働き方や生き方の探求にもつながるはずです。

強制力のない活動だからこそ
理解し合い協力する大切さを実感

P23-老月 梓_学生時代

WASEDA125や国際協力NPOの活動はどちらも、目指すゴールに向けてみんなでアイデアを出し合い、実行していくという共通点がありました。学生の活動なので強制力はなく、各自が学業やアルバイトに多忙な中、人が集まらず苦労した時期もあります。だからこそやり遂げたときのうれしさは格別で、同じ目標をみんなで実現していく喜びを知りました。

多様な生き方や考え方に触れてきた経験が強みに

政策や制度を議論する際には、実際の現場のことを自分の頭の中でイメージできているかどうかがとても重要です。学生時代、多くの活動に参加したり、途上国を旅したりする中で、世の中にはいろいろな生き方や考え方があることを肌身で実感しました。その経験は今、より具体性や実効性のある議論を行うことにも役立っています。


老月 梓
財務省
2009年 政治経済学部卒業

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの。

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WASEDA University

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