早稲田大学の教育・研究活動およびその成果のすべては、より良き世界の構築へ貢献することを最大の目標とします。貢献とは単に世界の要請に応えることだけではなく、社会を構成する人と自然を愛し、人類社会の解くべき課題と行くべき先を指し示し、新たな世界を切り拓いていくことです。
最先端の研究を推進し、先進的な「国際研究大学」としての地位を確立することをめざす。基礎研究に重点を置きながら応用研究へと対象を拡大し、総合性・文理融合、学理と実践・現実の相互作用を促し、独創的な新学術分野の創出に挑戦する。その基底には、常に地球社会全体に貢献する気概を持って研究に向かう姿勢が貫かれていることを心がける。
本学の全教員が、学生に対する教育者としての責任と社会に対する研究者としての責任を強く自覚し、その価値観を共有するように促す。その結果、教員がカリキュラム・ポリシーとリサーチ・ポリシーを体現し、実践する覚悟を持つ。そのために、個々の教員の特性に応じた教育・研究力の向上と評価方法を確立する。
三大教旨に共感するとともに、独創性、高い教養と学識を持つ教育者および研究者の両面を備えた教員を国内外から採用する。特に、海外からの優秀な教員を獲得・招聘するとともに、国内外から優秀な女性教員の獲得を促進する。そのために、全教職員が時間とエネルギーを惜しまずにかけることを慣習化する。
三大教旨に共感するとともに、多様性を認め、異文化を理解し、進取の精神を持って教育・研究活動を支える熱意と経営マインドを持った職員を国内外から採用する。必然的に国籍、教育を受けた国・地域、性別、年齢を問わず優れた能力を有する人材を採用する。
学生のニーズは多様化し高度化している。そのニーズに迅速かつ的確に対応出来るように、職員一人ひとりの教育・研究支援力、経営力、新たな価値を生み出す創造力を向上させるシステムを開発する。また、それらの能力の評価方法を確立する。
本学の教育と研究、文化資産、経営等に関する情報の積極的な公開を進めることで、社会に対する説明責任を果たすとともに、本学の教育・研究並びに社会貢献に取り組む姿勢と内容を広く社会と共有する。これらの情報の公開と発信を通して、社会に開かれ、世界に評価される大学を目指す。