早稲田大学各務記念材料技術研究所(以下材研)は、平成30年に「環境整合材料基盤技術共同研究拠点」として、文部科学省の「特色ある共同利用・共同研究拠点」に採択されました。
革新的な新材料の創製とその基盤技術の確立のためには、先端的分析装置・試験装置による評価、解析が不可欠ですが、装置の価格は近年高騰しており、個々の研究室や単独の拠点で、必要な装置を揃えるのは不可能となりつつあります。結果として分析・試験するための装置の不足がボトルネックとなって研究が停滞しているケースが頻発しています。
こうした中で、拠点として、1回の測定が数日で終わるような短期の実験・試験を「共同利用」として積極的に推進し、我が国の材料創製と評価に関する基盤技術の発展に寄与します。
なお、より長期にわたる実験については、「共同研究」として年に1~2度の公募を行っていますので、そちらをご利用ください。詳細は「共同研究課題公募要領」をご覧ください。
大学、公的研究機関に所属し、利用料金の請求書の宛名になることができる研究者が申請可能です。企業等の研究者は別途ご相談ください。上記の研究者を申請者として、研究員、大学院生、学部生が利用することは可能です。
共同利用で実験を行う大学院生は、学生教育研究災害障害保険またはこれと同等以上の保険へ加入してください。
共同利用によって得られた成果は、論文・学会発表等を通して公表されることを原則とします。一般的な公表が難しい場合は、所定の「共同利用報告書」をご提出いただきます。報告書は材研のホームページに掲載されます。2023年度以降の成果等についてはこちらのページをご覧ください。
なお、共同利用の結果を論文で発表する場合は、次のような文章を謝辞のところに記述してください。
The experiment of XXX was performed at the Joint Research Center for Environmentally Conscious Technologies in Materials Science at ZAIKEN, Waseda University.
XXXの測定は、早稲田大学 各務記念材料技術研究所(環境整合材料基盤技術共同研究拠点)で行われた。
また、論文が出版された場合は、pdf fileを環境整合材料基盤技術共同研究拠点事務局までメール添付にて送付してください。
本件に関する問い合わせは、環境整合材料基盤技術共同研究拠点事務局までお願いします。