第71回カンヌ国際映画祭で、是枝裕和教授(基幹理工学部表現工学科)の監督作品「万引き家族」が、最高賞のパルムドールを受賞しました。日本映画としては21年ぶりの快挙です。
是枝教授は、1987年に第一文学部卒業。映画監督として国内外で高い評価を受け、世界三大映画祭の一つといわれるカンヌでは、これまでにも、『誰も知らない』(2004年)で主演の柳楽優弥さんが男優賞を受賞、『そして父になる』(2013年)はコンペティション部門で審査員賞を受賞しています。2014年4月には基幹理工学部教授に就任し、大学のキャンパスという新たなフィールドで、講義を通じて映画製作の技術と精神を後輩に伝えています。
今回の受賞は日本映画界として久々の快挙となりますが、21年前に受賞した今村昌平さん(1983年『楢山節考』、1997年『うなぎ』)も第一文学部出身。早稲田大学としても喜ばしいニュースとなりました。