基礎理工系部門は、基礎物理、基礎化学、基礎生命科学の分野における3学部共通の基礎実験科目「理工学基礎実験」を担当しています。 全1年生の必須科目である「理工学基礎実験1」では、身近なテーマで構成された実験を通して、物理、化学、生命科学など自然科学の基本的な法則や理論を理解することを目的としています。 同時に学生の独創性、自主性を伸ばす教育、いわゆる「創成科目」としての役割も担っており、発見する喜び、創る喜びを体験する実験科目になっています。
機械・材料系部門は、材料・構造分野、工作加工分野、設計・製図分野、熱・流体分野の実験科目を担当しています。 材料・構造分野では、機械材料や建設工学の基礎となる各種材料の特性や構造物の強度に関する実験教育を実施しています。 工作加工分野では、「ものづくり」の基礎として、汎用工作機械とNC工作機械を用いた機械加工、特殊加工および溶接など全ての学生が直接機械や装置に触れることのできるような実習教育を実施しています。 設計・製図分野では、機械製図や建築製図の基礎教育、CADを利用した製図教育を実施しています。 熱・流体専門分野では、ボイラや蒸気タービン、燃料電池などの性能試験や水位制御、圧力制御、水の流れなどに関する実験教育を実施しています。
電気・電子通信系部門は、情報通信分野と電気工学分野の実験科目を担当しています。 情報通信分野では、電子回路技術、半導体デバイス、ワイヤレス・光通信、コンピュータネットワーク、音情報処理などの実験教育を実施しています。 電気工学分野では、アナログ回路、電力システム、制御システム、エネルギー変換などの実験教育を実施しています。
化学・物理系部門は、無機・有機化学分野と物理化学分野の実験科目を担当しています。 無機・有機化学分野では、有機化合物を合成しその構造や反応の過程を学ぶ実験や各種物質の組成を化学的手法で分析する実験、機器を用いて分析・解析する実験などを実施しています。 物理化学分野では、物質の構造・物性・平衡・反応速度などに関する実験教育を実施しています。
生命科学系部門は、生命科学の基礎的な素養を養うことを目的とし、顕微鏡を用いた微生物の営みや生体の形態観察、バイオテクノロジーの基本技術である遺伝子組換え実験、PCRによるDNAの増幅実験などの実験科目を担当しています。また、教職課程科目の「生物学実験」も実施しています。
地球・環境系部門は測量分野および人間・環境分野の実験・実習科目を担当しています。 測量分野では、土木技術者に必要な測量技術の基礎と応用力を習得するための測量実習や写真測量による自然環境変化の判読等を行う実習教育などを実施しています。 人間・環境分野では、建築工事における作業動作や人間の挙動、ものづくり技能に関する実験や都市・建築物の日照、デザイン、景観のシミュレーション評価実験および、温熱感評価や作業環境の人間への影響などを調べる実験を実施しています。
情報系部門は、情報技術分野とマルチメディア分野の実習科目を担当しています。 情報技術分野では、授業を受ける上で必要な情報スキルを身に付けるための実習やプログラミング、システム構築のための設計・コーディング・評価といった一連の流れについての演習など実践的な情報教育を実施しています。 マルチメディア分野では、デジタルVTRカメラやデジタル映像編集機などを使った映像作品の制作実習やコンピュータによる作曲、音楽制作などの実習教育を実施しています。
物理系・化学系・生命科学系の基礎実験(1年次の必須科目)をするところです。
工学系の基礎実験をするところです。実践的な技術を学び、工学的な考えやセンスを磨きます。
63号館3階情報フロアにはコンピュータが設置されている教室があります。授業で利用の他、自習など授業時間外での利用も可能です。またIT全般に関する相談ができる窓口としてヘルプデスクを設置しています。
57号館1階には、手書きによる製図とCADを学ぶための設備があります。製図CADの授業を履修している学生であれば、授業時間外の利用も可能です。
ものの強度や破壊のメカニズムなどを調査・研究するための実験室です。木材、金属、コンクリートなどの破壊検査や建造物の振動実験をしています。
ものづくりの基礎や技術を学ぶ実験室です。学生一人ひとりが、生産現場で使われている工作機械を実際に使って部品や試験片をつくりあげます。
ナノの世界のものづくりをする施設です。温度・湿度・気流などの環境条件を一定に保つクリーンルーム(写真右)があります。
物質の構造や性質を調べるための施設です。
東京女子医科大学と連携して、医学と理工学の融合した先端的な研究教育を行う拠点です。
環境汚染を防止し、環境負荷を削減し、周辺住民の生活環境の安全をはかっています。
理工学図書館は、大学の主要図書館の1つで、国内外の理工系学術図書約33万冊を所蔵しています。カリキュラムに即した図書は学生読書室にあります。
63号館のエントランスホールとなる場所です。展示ケースのモニターには、最新の情報や案内が掲載されます。ホール中央部には、早稲田大学「ロボット研究の原点」ともいえる人間型ロボット、通称WABOTが展示されています。
入試・広報、学生生活から就職に至るまでの事務全般を扱っているところです。資料や情報が必要なときは、こちらにご連絡ください。
池袋と渋谷を結ぶ東京メトロ副都心線の「西早稲田駅」に直結しています。
情報技術の進歩によって、大学をはじめ社会を取り巻く環境は大きく変化し、情報化時代に対応した教育研究スタイルが求められています。
すべての教室やコンピュータルーム、学生ラウンジには無線LAN設備が設置されています。
ノート型パソコンを授業で活用するためのネットワーク対応型教室も整備されています。
入学と同時に電子メールアドレスが全員に配布され、学生生活には欠かせない連絡ツールとして利用されています。
またインターネットを利用した各種情報交換などコミュニケーションを活性化させるための仕組み(学習管理システム、クラウドストレージ等)も充実しています。
情報スキルの活用法や情報技術の基礎となる理論などを学ぶ情報関連科目やIT技術のスキルアップのためのコンピュータセミナーを開催しています。
各教室の映像・音響設備も充実しており、デジタル教材などを活用した講義やインターネットを介した遠隔講義などが実施されています。
西早稲田キャンパスでは、教育・研究におけるさまざまな創作活動および実験データなどのビジュアライゼーションを支援するための施設を備えています。
学術情報データベースや電子ジャーナルから、論文検索や学術情報の収集を行うことができます。
MyWasedaにログインすることにより、Wasedaメールをはじめ、個人の資格に応じた各種サービス(科目登録、成績照会、ソフトウェアダウンロード、就職希望申請、求人情報照会など)が利用可能です。
2010年度4月に、キャンパス内で自由にものづくりができる「WASEDAものづくり工房」を開設しました。
この工房では、「小さなものづくり」から「本格的なものづくり」まで、自分のアイデアを自分の手でさまざまなかたちに実現できる工具や機器装置類を使用することができます。インテリア、アクセサリー、二足歩行ロボットを作っている学生もいます。「作ってみたいもの」を手づくりできる場所です。
開室時間 | 平日 9:00~18:00 (夏季・冬季・春季休業期間中は9:00~17:30) 土曜日 9:00~17:00 (夏季・冬季・春季休業期間中は閉室) 日曜・祝日 閉室 (授業を実施する祝日は開室します) ※月間スケジュールは下記の「開室カレンダー」をご覧ください。なお、各種行事や学内事情により開室時間が変更になる場合があります。 ものづくり工房の開室時間 |
---|---|
利用料金 | 無料(必要な材料等は原則自己負担) |
利用できる主な機器装置類 | 【工作機械】 フライス盤、普通旋盤、帯鋸盤 など 【電子機器】 オシロスコープ、ファンクションジェネレータ、データアナライザ、LCRメータ、マルチメータ など 【その他】 刺繍ミシン、有線LAN・無線LAN、マイクログラインダー、オリジナルステッカー作成機器、汎用工具 など |
できること | 趣味やサークル活動など様々なものづくりものづくりに関する技術相談 |