早稲田大学 中国校友の集い2021を開催
早稲田大学(以下、本学)は世界中から留学生を受け入れていますが、特に関係の深い国の一つが中国です。本学と中国の間には長い交流の歴史があり、本学で学んだ中国人留学生は既に2万人を超えています。
2021年12月4日、本学と中国校友の親睦を深めることを目的として、中国校友会の協力のもと「中国校友の集い2021」をオンラインで開催し、約200名の校友が出席しました。コロナ禍で海外渡航や対面での会合が難しくなって以降、中国校友を対象としたこのような大規模なオンラインイベントは初めてでした。
田中愛治総長は挨拶の中で、コロナ禍において中国人校友から早稲田に届けられた物品や寄付を「雪中送炭」になぞり、感謝の意を示されました。また弦間正彦理事からも、近年の本学の教育・研究活動や、Waseda Carbon Net Zero Challengeの紹介の他、本学へのご支援を呼びかけられました。
校友からも早稲田への熱いメッセージが寄せられました。孫暁燕中国校友会会長からの挨拶に続き、参加者を代表して8名の校友から、卒業後の歩みや若手校友への激励の言葉、また本学と校友との関わり方などに関する提案が寄せられ、田中総長との間で活発な意見交換が行われました。
今回のイベントを通じて、様々な分野において中国校友が活躍している姿を改めて実感することができました。こうした母校への思いは、校友の中でも先輩から後輩へと受け継がれ、良き早稲田の伝統が世界へと広がってゆくことでしょう。
イベントの終わりには、蘇州稲門会より田中総長に対し、蘇州の伝統工芸品である「毛筆」が贈呈されました。そして、画面越しでの参加者一同による校歌斉唱が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
コロナ禍で、日本と海外の往来が難しい状況は続いていますが、校友の変わらぬ母校への熱い思いによって、絆が強く結ばれていることを感じるイベントとなりました。参加者の皆様には、心より御礼申し上げます。
早稲田大学はこれからも校友との絆を大切にし、ネットワークを強化させていきます。