支援を活かす奨学生たち 学生の未来を拓く早稲田の奨学金

特集 学生の未来を拓く早稲田の奨学金

学生を経済面から支援する奨学金は、進学だけでなく、留学や起業など学生の挑戦を後押しする大きな力となります。

早稲田大学が学内に設置している奨学金は、全てが返済不要の給付型で、学生の状況に合わせて独自のメニューを多数そろえています。

特集では学内奨学金の豊富なメニューを紹介し、学生の意欲に応える大学の姿を紹介します。

Part 04 支援を活かす奨学生たち

奨学金の支援を活用して有意義な学生生活を送る学生や、その後社会に出て活躍する校友に、奨学金の大切さについてお聞きしました。

早稲田大学で過ごしたかけがえのない4年間

当初、家族が学費の負担がよりかからない国立大学に進学してほしいと希望していましたが、学べる内容と校風から早稲田に行きたいと思った私は、親に相談の上、希望通り早稲田大学に進学しました。

教職課程も取っていたので、アルバイトをする時間がなかなか取れませんでしたが、日本学生支援機構奨学金と学内奨学金をあわせて、学費と生活費を調達したことで、勉強と研究に集中することができました。本を買う余裕も生まれ、旅行に行くこともでき、充実した学生生活を過ごすことができました。卒業後、4月からは夢だった高校教師として教壇に立つことが決まっています。教え子たちには大学の情報だけでなく奨学金の支援についても情報を提供し、将来の選択肢を広げるお手伝いをしたいと思っています。

自分を鼓舞するために大隈記念奨学金に挑戦

教育学部の数学科に入学したばかりの私は、大学数学の難易度の高さに面食らい、学ぶ目的を見失いかけていました。そんなとき、たまたま掲示板に貼り出されていた大隈記念奨学金の受給者の名前に知人の名前を見つけ、雲の上の存在だと思っていた奨学金の存在が急に身近なものになったのです。「私も頑張れば受給者になれるかも!」と思う気持ちを数学に向き合うモチベーションにして、1年間とことん勉強しました。

その結果、数学の奥深さや楽しさを知ることとなり、受給者にも選ばれ、大きな自信を身に付けることができました。この、「最初苦手だと思ったことを、好き・得意にできた」経験は就職活動の面接時にも役立ち、その後の人生にも良い影響を与えています。学生に自信と誇りを与える成績優秀者を対象とした奨学金は、大きな意義があると考えています。

奨学金とアルバイトでやり遂げた留学生活

早稲田で学ぶ留学生は、ほぼ全員が奨学金を申請しています。私は学費と生活費を全て自分で賄っているので、アルバイトにも多くの時間を費やしていました。しかし、4年生で就職活動が始まると時間が足らず、奨学金が生活の助けになりました。勉強とアルバイトの両立は楽ではありませんでしたが、大変な状況も自分の力で乗り越えてきた経験から自信が生まれました。実は3年生の時、奨学金の申請を失念してしまったのですが、有給のインターンに応募して、貴重な経験と生活費を得ることができました。世界中で働きたいという希望と合致したので、その会社で4月から正社員として働きます。親の支援がなくても、少しの工夫と努力で夢は叶うと思っています。

奨学金で実現した留学で将来の展望が広がった

高額の留学費用を稼ぐためにアルバイト漬けの毎日を送っていた私は、勉強の時間が減り成績が悪化して、追い詰められていました。

そんなとき、あまり期待せずに申請していた給付型の奨学金を受給できることになり、その結果アルバイトを減らし、勉強に集中できるようになりました。理系学部はカリキュラム上、4年で卒業することとの両立が難しいことから、留学を躊躇する人が少なくありません。しかし1年の留学生活で得た経験は、学問への興味を高め、私の人生に大きな糧を与えてくれました。今は、海外の大学院も視野に入れて、勉強に励むとともに奨学金の情報収集も始めています。人生の可能性を広げてくれた奨学金に感謝しています。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/top/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる