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「実現したい未来があれば日々の仕事に取り組む姿勢も変わってくる」【卒業生インタビュー】山本 香苗さん(第一文学部卒業)

「子どもたちに自己肯定感を」という思いを軸に
教育分野のボランティア活動に注力

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アイルランド文学を専攻する傍ら、在学中の4年間は教育関連のさまざまな活動に取り組みました。教育への関心の根底には、幼いころから優秀な兄に対して劣等感を持ち続けてきた私自身の苦い経験があります。自分が得られなかった自己肯定感を1人でも多くの子どもに手に入れてほしい。そのための手助けをしたいと考えました。

携わった活動の一つが4年次に参加したWAVOCの三芳村プロジェクトです。千葉県南房総市の旧三芳村で農作業を体験したり、子どもたちと自然遊びをしたりする内容で、自然体験を通した子どもたちの目覚ましい成長に触れました。地元農家の方々が私たちを温かく迎えてくださったことも深く心に残っています。

卒業後は大手の教育関連企業に就職し、その翌年、貧困などの困難な環境にある子どもたちに無料で学習支援を行うNPO法人キッズドアで社会人ボランティアを始めました。5年ほど二足のわらじ生活を続けましたが、30歳を目前にして「子どもの自己肯定感を育むという課題に本腰を入れて取り組みたい」と考え、キッズドアの正職員に転職しました。無料学習会に通う子どもたちや、ボランティアの学生たちは日々成長し、少しずつ自分に自信をつけていきます。その変化をそばで見られることは大きなやりがいです。

みなさんの中には「社会課題を解決したい」という思いを持つ人もいることでしょう。仮にこの先、課題解決に直接関わる仕事に就かなかったとしても、どうかその思いは大切に持ち続けてください。実現したい未来があれば、日々の仕事に取り組む姿勢も変わってくるでしょうし、経験を積んで2つ目以降のキャリアでやりたいことに近づくこともできるからです。

三芳村の自然の中で子どもたちの
著しい成長を目の当たりに

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三芳村の活動で心に残るのは、小学校高学年のある男の子のことです。最初は周りに関心がない様子だったのが、私から積極的に話しかけるうちに徐々に打ち解けて、終わるころにはリーダーとして同じ班の下級生を率いて帰ってくるまでに。チーム内における自分の役割を理解することで、人はこんなにも変わるのだと驚き、成長ぶりに感激しました。

その人らしさを存分に発揮できる場を
つくり出すことを意識

キッズドアの無料学習会で学ぶ子どもたちや、ボランティアで教える学生たちが、素のままの自分を表現できる環境を整えることも私の仕事だと思っています。教えることが苦手な学生でも、レクリエーションの企画を考えるなど、持ち味を発揮できる場面は必ずあります。各自の得意分野に合わせた役目を担ってもらうことを意識しています。


山本 香苗
NPO法人キッズドア
2009年 第一文学部卒業

Pick Up WAVOC公認プロジェクト

教育、環境、人権、農業、平和構築などの多岐にわたる分野で、学生が主体となって活動する「ボランティアプロジェクト」。国内外に広がるフィールドで多くの学生がそれぞれの社会の課題と向き合っています。キャンパスを飛び出して実際の現場に出かけることで、これまで学んだ知識をよりいっそう深め、多様な視点を養うことができます。年に1回、各プロジェクトに参加する学生が中心となって「ボランティアプレゼンコンテスト」も開催しています。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの。

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