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ダブルディグリープログラム学位授与式  ダブルディグリーでの経験が夢のきっかけに

2016年12月2日(金)にダブルディグリー学位授与式を行いました。2012年度~2014年度の間に北京大学、復旦大学、および国立台湾大学のダブルディグリープログラム(※1)にて留学し、各プログラム所定の要件を満たしたうえ、早稲田大学の各所属学部を卒業された方々に対して、各留学先大学の学位が森田典正国際担当理事より授与されました。

総勢28名の対象者の留学先は、北京大学が16名、復旦大学が11名、国立台湾大学が1名です。本学では、ダブルディグリープログラムを通した学生交流の一層の活性化に取り組んでいます。学位授与式当日は、既に本学を卒業し、仕事や大学院での研究等で忙しい中、半数を越える方々が出席されました。

授与式開会の挨拶では、本学国際部長の黒田一雄教授より、「ダブルディグリーでの経験を生かし、早稲田大学教旨にもあるとおり、日本だけでなく世界に貢献する人材となることを願います」と、修了者の今後の活躍への期待と激励のメッセージが送られました。

引き続いての懇親会においては、教職員とともにダブルディグリープログラムの修了を祝い、各留学先大学の代表者からのスピーチでは、国立台湾大学の管理学院に留学された種田英輔さんより、「ダブルディグリーに挑戦した時の気持ちを忘れず、今後も失敗を恐れずに挑戦し、成長していきたい」と今後の抱負とダブルディグリー取得にあたり関係者への感謝の気持ちが述べられました。

※1 ダブルディグリープリグラムとは

本学在学中にダブルディグリーのカリキュラムを提供する大学に留学し、所定の要件を満たせば、卒業する際に本学の学位と留学先大学所定の学位の両方を取得できるプログラム。ご参考サイト(英語のみ)

授与式にあわせ、ダブルディグリープログラムに参加した2名の校友に、お話を聞きました。

 

夢を必ず実現する。ダブルディグリー(以下DD)での経験が夢のきっかけに。

新たな友人との触れ合いが新たな価値観と力に

「英語はとにかく好きでハリーポッターも原書で読むほどの英語好きだった」と話す種田さんは、中学高校の経験を通じ、漠然と海外や留学の興味があったそうです。大学選択の決め手を、「留学に行くなら早稲田大学が最もいい進学先だと思っていました。海外協定校数も日本一ではないかと当時調べた記憶があります」と語ります。

“入学の理由は日本で最も充実した留学環境”

一方の北山さんは、附属校の早稲田大学高等学院出身。二人の兄が同校に進学していたこともあり、自由な校風に惹かれ進学先を選んだそうです。高校時代はバスケットボールに打ち込んでいたと当時を振り返ります。高等学院の恩師からDDの制度を勧められていたこともあり、早稲田大学に進学します。先進理工学部進学の際に物理を専攻で選んだのは「テレビドラマの影響」と恥ずかしそうに語ります。

「それまでは、同質な人の中にいた。自分の想像の範疇を超えた人が大勢いた」(種田)。会計士を目指す友人や地域活性化に取り組んだ友人などとの交流に、大きな刺激を受けたのだとか。

北山さんは学内をとびだして、社会人山岳会で活動。「世代を超えた交流が刺激となり、自分の中の価値観が広がった。」(北山)

これらの刺激が元々留学を考えていた二人にさらなる火を付けたようです。

突飛と思われる選択

そういった刺激を受けながらの生活の中で、二人は新たな目標に向かって、周囲には突飛と思われるようなDD制度の活用を選択します。

DSC_0110「もともとはアメリカに交換留学に行きたいと考えていた。気づくと、台湾人との交流が多く、これは運命だと感じました。そんなとき国立台湾大学管理学院のダブルディグリー(DD)制度を知り、目指すことを決めました」(種田)。しかし台湾DDでの留学を決心したのは2年生の夏。国立台湾大学の出願に必要な中国語スコア提出期限までのわずか3か月に、死に物狂いで中国語を勉強。DDの派遣が決まった後も、1年後の留学に備え、短期語学研修プログラムやチュートリアル中国語などのプログラムで、中国語能力に磨きをかけていました。

「語学だけでなく、+αの専門分野を学ぶためにはDDが最も自分に合っている留学スタイルだったと思う」と語る北山さんは、周囲の友人に留学に行くことを全く告げていなかったとのこと。DD先の北京大学での専攻が国際関係学と理系の分野でもなかったこともあり、「何しに行ったの?と帰国時にはよく聞かれた」、と当時を思い出します。高等学院の友人もDDを目指していたこともあり、「選択は自分の中では自然の流れだった」と振り返ります。

留学先での劣等感を感じる毎日

留学先では、語学力の問題はいうまでもなく、様々な場面で劣等感を感じたと二人は声を揃えます。

早稲田の北京事務所のPCルーム。北山さんはここで勉強に励んだ。

早稲田の北京事務所のPCルーム。北山さんはここで勉強に励んだ。

「国際関係学は、世界史がベースになっている学問で、それまでに広く学んできたわけではなかった。中国語のアウトプットには自信があったものの、議論のベースに立てない自分がいた。中国で改めて日本語で世界史を勉強しました」と、4時間半の睡眠が続けながら、ハンデを克服した経験を北山さんは語ります。「勉強への姿勢が北京大学の学生は凄く、空き教室があれば誰かは必ず勉強している。大学内での競争もすごかった。知識の量も半端ない。日常の会話の中に古典の話を盛り込まれた時には、さすがに参りました」と当時を振り返ります。勉強やスポーツなど、それぞれの専門性を高めることを重視する中国の環境の中では、日本の高校で部活をやっていたことを疑問に思われるという文化の違いも感じたそうです。

種田さんの中国語授業の仲間たち。

種田さんの中国語授業の仲間たち。

種田さんの商学部での専門は統計学。国立台湾大学管理学院での専門も似通ってはいたものの、「数学には苦労しました。台湾トップ大学の優秀な学生は、理系の学生のような数学の能力も持っていた。しかも、みな勉強以外の事も本気で真剣です。勉強を一生懸命やることは当然で、それ以外にスポーツを本気で取り組んでいる学生や、イベント開催を企業の協賛で行う学生など、あらゆる面でレベルが高く、劣等感を感じることは頻繁だった」と、優秀な学生に囲まれて過ごした留学生活を語ります。

“夢を必ず実現する。DDでの経験が夢のきっかけに”

DSC_0059二人に共通するのは、DDでの経験が夢のきっかけとなり、これからの原動力にもなっていることです。

種田さんは「恩を受けたアジアの人々に恩返しをしたい。留学中に自分があらためて日本人だなと感じました。自分が日本人であることを生かして、恩返しするのが最も自分の能力を最大限発揮できる。日本の技術、ノウハウを使って、アジア・世界の発展に資することがしたい」(種田)と夢を語ります。「社会に入ったら、まだまだ経験が足りなかった。仕事の進め方、コミュニケーション、吸収すべき能力が山ほどあるし、尊敬すべき先輩も大勢います。いま努力をすることが、きっと夢の実現に繋がる。」(種田)

“偏見による機会ロスをなくせば、世界は必ずもっと良くなる”

北山さんは「テクノロジーは世界を変えられる、国家が争う理由の一つにエネルギー問題がある。現在の大学院で研究する核融合の分野でエネルギー問題を解決できれば、国家間で争う理由も少なくなる」と熱く語ります。北山さんのさらに大きな夢は、「偏見による機会ロスをなくす」こと。「人種や国家、思想などのラべリングは時には役に立つが、時には偏見に繋がる。偏見による機会ロスをなくせば、世界は必ずもっと良くなるはずですし、このような難しい問題を解決するものこそ、”テクノロジー”であると考えています。その為には自分の成長スピードをさらに上げ、さらに、そういった夢を実現していけるような仕事をしていきたいです」と今後の夢を語りました。

振り返ってDDとは?

DSC_0062北山さんは「DDに行って絶対に正解だったし、自分にはこれしかなかった。語学目的の交換留学ではなく、+αの専門性や、現地での交流に力を入れることでより大きな気づきがあった。今後留学を考えている早稲田生は、語学だけでなく+αを求めて留学してほしいと思います」と断言。

「無理そうな事でもチャレンジすることの重要さを改めて感じました。そこからなんとかなる。飛び込んだら世界は広がった。やってみれば何とかなる。周りが無理だと思うような事でもやってよかったし、是非みんなに知ってもらいたい制度」とインタビューの終わりに、種田さんは語りました。

 

早稲田大学は、世界のために貢献しようと努力する学生に様々な留学環境を提供し続けます。DDを体験した学生の活躍が世界の発展に役立つことを願うとともに、お二人の将来の活躍に期待します。

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