11月21日、「第11回 自分の未来を発見しよう ~OG と考える「これが私の生きる道」~」 が稲門女性ネットワーク(TWN)と早稲田大学キャリアセンターの共催、男女共同参画推進室の協力のもと開催されました。早稲田大学を卒業後、マスコミ、食品メーカー、化粧品メーカー、ベンチャー、国際市場調査会社で活躍するOG5名が、仕事や働き方、プライベートや生き方について後輩に語りました。自分の進路を考える上のアドバイスとして「『自分がどうありたいか』を明確にイメージすること」、「あまり先を考えすぎずに自分の好きなことを見つけよう」、「失敗を恐れずにとにかく行動しよう」というメッセージが送られました。
育児、結婚・パートナーシップ観、女性ならではの体験も
当日は在学生64名が参加。前半は以下のテーマに沿ってパネルディスカッションが行われました。
- 現在の仕事を選んだ理由
- 入社当時、思っていたよりも大変だったこと、仕事への取り組み方
- 勤務時間、プライベートについて
- 学生時代にやっていてよかったと思うこと、仕事に役立っていること、後悔していること
異なる業界での働き方の例として、
- 業界を跨いでの転職を経て、ベンチャー企業で管理職として活躍
- 地方の現場営業を経験後、本社で勤務
- 育児と仕事の両立を図りながら記者として勤務
などが紹介されました。またプライベートについても、パートナーとどのように育児を負担しているかという育児のお話や、「(結婚において大事なことは)パートナーと意見を交換し、お互いの意見を言い合ったあとで意見の擦り合わせを行うこと」など、結婚やパートナーシップに関する考え方も語られました。
さらに女性ならではの体験談として、
- ご主人の海外留学を機に当時働いていた企業を退職したが、帰国後、別の企業に再就職
- 第二子はキャリアとのタイミングを考えて産んだ
- 育児中はどうしても長時間労働はできないため、残業が前提の企業から今の企業へ転職
- ご主人の海外転勤が決まり、遠距離結婚中のOGは会社の休職制度を使って来年度からご主人に同行する予定
などのお話も紹介されました。
「勇気と自信を持つことが大事」
後半はOGそれぞれがブースを設け、学生が興味のあるOGの周りに集まり、それぞれに質問するというカジュアルトークが行われました。学生は目前に迫った、就職活動の経験や自分が社会に出るに当たり不安に思っていること、学生時代にやるべきこと、仕事の話などについて次々に質問をしました。どのブースでも真剣にメモを取りながら、OGの話に聞き入っていました。
アンケートの結果、5段階中満足度5と答えた学生は95.3%。学生からの声としては「5人の方々が輝いていて、自分もそんなOGになりたい!と思いました」「結婚や子育て等の生き方がためになった」「不安だったことや会社や入社してからのことなど、大変参考になりました」「本当にやりたいことをまず見つける。それを貫く勇気と自信を持つことが大事なのだと思いました」などが挙がりました。今できることに真剣に取り組む、不安を行動する力に変える、自分が後悔しないように生きたいなど、OGのパワーを自分の現在に置き換えて、今できることに全力投球しようという学生の強い決意が感じられる結果になりました。
これから社会で輝くために、今できることに精一杯取り組み、その先に自分のやりたいことが見えてくる──そんな願いを込めて、イベントは締めくくられました。