Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

電子線グラフト重合法の高度利用による機能材料の実用化研究

R&D of Innovative Polymeric Materials by Electron-Beam-Irradiation Graft Polymerization
  • 研究番号:21P04
  • 研究分野:science
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2021年04月〜2024年03月

代表研究者

鷲尾 方一 教授
WASHIO Masakazu Professor

先進理工学部 応用物理学科
Department of Applied Physics

URL:https://w-rdb.waseda.jp/html/100000209_ja.html

研究概要

電子線グラフト重合法は,機能材料を創製するための高分子改質法の一つである。既存の高分子材料(基材)に電子線を照射してラジカルをつくり,それを開始点としてモノマーのラジカル重合によってグラフト高分子鎖を接ぎ木(グラフト)する。高分子材料の材質や形状に関係なく,ドライプロセスでラジカルを生成できることが他の改質法に比べて有利な点である。
本研究では,(1)基材の構造を予め制御しておくこと,(2)長くて柔軟なグラフト高分子鎖の膨潤・収縮を利用すること,そして(3)グラフト高分子鎖が成す相の内部に無機化合物微結晶や酵素を絡めて固定することによって,付加価値の高い新規機能材料を創出する。具体的に作製する材料は,医療関連では,細胞培養フィルム,DDS(ドラックデリバリーシステム),およびウィルス攻撃型不織布フィルター,また,エネルギー関連では,燃料電池用高分子電解質膜および過冷却抑制型重水濃縮繊維である。

年次報告

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