Faculty of Science and Engineering早稲田大学 理工学術院

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未来の理工生へ(1)〜 Cutting Edge Lab 最先端の研究現場①

理工学術院の多様な研究室は、学内外を舞台に、世界に先駆ける研究を行っています。 ここでは、各学部から最先端の研究現場を紹介します。第1回目は、基幹理工学部 表現工学科 橋田研究室です。

クリエイティブデザインと工学が出会う場所

インタラクションデザイン・メディアテクノロジー

基幹理工学部 表現工学科 橋田朋子研究室

 

基幹理工学部 橋田 朋子准教授

2003年、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。2009年、博士(学際情報学, 東京大学)取得。東京大学特任研究員などを経て、2013年に早稲田大学理工学術院専任講師。2015年より現職。研究室はフラットな雰囲気で、准教授も「メンターのように」学生に助言を行う。

 

機械や装置などの技術を開発するとき、多くの場合は技術によって「人の生活を便利にしたい」と考えるでしょう。効率性や利便性の追求は、昨今の技術革新を支えています。一方、私たちが研究で目的とするのは、技術によって「人に何かを発見させ、考えさせること」です。例えば、絵画に使われる額縁が自由に動き回り、しかも額縁に収まった景色に自動で機械の解釈に基づくタイトルを付けてしまう装置があったら、私たちは何を思うでしょうか。その装置によって人の暮らしは便利にならないかもしれませんが、人に考えさせ、時には人を動かしてしまう。そんなデバイスの研究・開発が私の研究分野です。

Curating Frame(作者:基幹理工学研究科2018年度修士課程修了 油井 俊哉さん)

研究室では表現工学の名の通り、電子工作や材料の物性の理解といった工学の知識・技術と同時に、問題意識やデザイン性といった芸術の考え方の両方を生かして研究を進めます。異分野をかけ合わせることでイノベーションが求められる時代において、一人で2つの分野を学べることも魅力の一つです。皆さんの強い好奇心と、既存の枠組みにとらわれない自由な発想をお待ちしています。

 

[Works] けさらんパパス

タンポポの冠毛(綿毛)が、静電気によって立ち上がったり 跳ねたりして、まるで生きているように振る舞う作品。米粒 が静電気によって米袋に吸い付く現象をヒントに、種子や 綿毛のような自然物が生き物のように見えるにはどうしたら よいのか研究しました。この作品はInternational Student Creative Award2019で佳作(2nd Prize)を獲得しました。(作者:基幹理工学部4年 フラハティ 陸さん)

橋田研究室HPはこちらから   

橋田研究室紹介動画はこちらから

 

(「理工学術院パンフレット」2020年発行号より)

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