• ニュース
  • 石田 京子 教授が「法律のしごとはおもしろい! 弁護士・裁判官・検察官」を上梓しました

石田 京子 教授が「法律のしごとはおもしろい! 弁護士・裁判官・検察官」を上梓しました

石田 京子 教授が「法律のしごとはおもしろい! 弁護士・裁判官・検察官」を上梓しました
Posted
Tue, 18 Aug 2026

 

石田 京子 教授の著書「法律のしごとはおもしろい!弁護士・裁判官・検察官」が2026年4月に岩波書店で刊行されました。
【著者】                石田 京子 濱中 淳子
【出版社】             岩波書店
【出版年月】          2026年4月
【ISBN】               9784000272674

*出版社のリンク:法律のしごとはおもしろい!/石田 京子, 濱中 淳子|岩波ジュニアスタートブックス – 岩波書店

石田 京子教授による紹介文

「法律家」と聞いて、みなさんはどのような姿を思い浮かべるでしょうか。法廷で鋭く議論する人、難しい法律を操る人、あるいは、司法試験を通ったすごい人、でしょうか。本書の出発点は、「法律家の仕事の実像や本当のおもしろさは、若い人たちにどこまで伝わっているのだろう」という疑問でした。この問いを、法社会学を専門とする私と、教育社会学を専門とする濱中淳子先生が、インタビュー調査を通じて考えたのが本書です。

2024年秋、私たちは、弁護士11名、検察官5名、裁判官5名の計21名に、インタビューをしました。法律家を目指したきっかけ、司法試験への道のり、現在の仕事の捉え方、どのような人が法律家に向いていると思うか。じっくりと語っていただくと、教科書やドラマからは見えにくい、多彩な仕事の姿が浮かび上がってきました。

本書では、そのおもしろさを、「ゲームのプレイヤー」「声を重ねるチームメイト」「物語の探究者」「真実を描くノンフィクション作家」「時を解き放つスターター」「未来の整備士」「事務所の経営者」という七つの顔から紹介しています。法律家の仕事は、法律の知識を当てはめて正解を出すだけではありません。事実を探り、人の人生に思いを巡らせ、仲間と知恵を出し合い、依頼者や社会の「次」をつくる仕事でもあります。

「法律家に向いているのは、成績がよく、議論が得意な人」というイメージも、本書を読むと少し変わるかもしれません。インタビューでは、人に関心をもてる人、正しさを探し続けられる人に加え、「副委員長タイプ」「歴史好き」「自由を愛する人」「スポーツ好き」「ビジネス感覚がある人」など、意外な適性も語られました。法律家になるまでの道のりや、三つの職業の違い、女性弁護士の現状についても解説しています。

法学部に入ったばかりの人、将来の進路がまだ決まっていない人にこそ、読んでほしい一冊です。法律を学ぶことが、どのような仕事と人びとの人生につながるのかを、まずはのぞいてみてください。その先に、みなさん自身の「おもしろい」が見つかれば、著者としてこれほどうれしいことはありません。