School of Law早稲田大学 法学部

About the School

学部について

From the Dean

学術院長・学部長 挨拶

法学部へのお誘い

法学学術院長・法学部長 箱井 崇史

法学部で学ぶこと、身につくこと

文系での大学進学を希望する高校生にとって、おそらく「法学部」も進路の選択肢の一つになっているでしょう。しかし、法学部で学ぶ「法学」とは何であるかがわからず、堅くて難しい学問分野のように思われてしまうことが多いようです。たしかに、法学は高校までの教育課程では扱われませんので、高校生には理解されにくいのかもしれません。ところが、法律学は体系化されており全体像を俯瞰しやすいのにくわえて、物理や化学といった理系科目と同様に、学習の初期からある段階までは基礎からの積み上げとして学習すべき内容と順序はおよそ決まっており、この点ではむしろ学習を始めやすい分野といえるのではないかと思います。

また、法律は社会に生じるおよそすべての問題を対象としていますから、たとえば電車やバスに乗ったり、宅配便を発送したり、スマホを買ったりといった日常生活、あるいは結婚したり、遺産を相続したり、あるいは大学を卒業した後の企業などでの社会生活で関わるあらゆる場面と関係しており、法律そのものは実際には相当に身近なものでもあるのです。

しかし、法学部出身者の強み、すなわち法律の学習が本当に役に立つところとは、アタマの中にたくさんの法律知識が詰め込まれることではないと考えています。実際、法学部は六法全書を暗記するところではありません。むしろ、法律学を学ぶことによって自然と身につく公平や公正という鋭い感覚、論理的な思考力・判断力などこそが重要です。法学部出身者が、法律専門職ばかりでなく、社会のさまざまな領域においてまさにリーダーとして活躍していることは、こうした法学部で身につくスキルがリーダーとしての重要な資質であることを示していることの証拠といえましょう。この意味で、法学部での学習は、将来にいかなる進路を選択するにしても役に立つものといえるはずです。

伝統と理念を受け継ぎながら新たな時代へ

早稲田大学の前身である東京専門学校(1882年創立)は、ほぼ同時期に設立された他の私立法律学校とともに、「五大法律学校」に数えられていますが、他の法律学校が判事・検事などになるための専門職業教育に力を入れていたのに対して、東京専門学校では人間教育こそに重点を置いた教育を行っていたといわれています。実際、早稲田大学法学部は、一方で多数の法曹や研究者を輩出しながらも、他方でそれ以上の企業人、公務員、ジャーナリストなど優れた人材を数多く輩出することによって今日の評価を築きあげてきました。早稲田大学法学部が目指している教育は、現在でも、「広い意味での法律家」の育成であり、これは法学教育を通じて社会に対する広い視野と深い洞察力、的確かつ論理的な思考力・判断力を備えた健全な市民の育成です。まさに、このような市民は社会のどこにおいても求められる人材といえるでしょう。

早稲田大学法学部では、学生の進路が多様であることを踏まえ、語学教養科目と法律専門科目を多数展開しており、年間に設置されているクラス(科目)数はゆうに1000を超えています。こうした多数の科目から、各自の興味や進路の希望に応じて学生自身が自主的に履修科目を選択することができますが、その際のガイドとして法律科目の「履修モデル」を用意しています。また、導入講義・導入演習など、初めて法律を学ぶみなさんがスムーズに学習を開始できるように、導入教育の充実には特に力を入れてきています。さらに、法律専門科目を学ぶための土台と位置づける語学教養科目を多数設けていることも大きな特徴となっています。入学時からの語学教育の延長としては、地域研究を中心とした副専攻のプログラムを用意するなど、法律専門科目の学習と並行して各自の視野と世界を広げる機会を提供しています。近時は社会のグローバル化やIT化に対応する新しい科目の新設も進めています。

このように、早稲田大学法学部は、学部レベルの教育では法律専門教育と語学教養教育を車輪の両輪ととらえてバランスのとれた教育を行うことを目指していますが、この前提を維持しつつ、高度な法律専門家の養成という使命をしっかりと果たしてまいります。実務法曹や法学研究者を目指す学生に対しては、法科大学院(本学では法務研究科)や法学研究科修士課程との接続を考えた科目を用意していますし、今後も両研究科との関係を強化していくつもりです。

早稲田大学と早稲田大学法学部の大きな魅力

最後に、早稲田大学法学部が早稲田大学の中にあることの大きな意味をお伝えしておきたいと思います。法律学は大人の学問といわれます。これは、人間や社会を対象とする法律学を本当に理解するためには一定の社会経験が必要であるということを意味しています。高校を卒業したばかりの学生にはなかなか求められないことですが、早稲田大学での生活は、相当程度まで社会経験の実体験なり疑似体験の機会を与えてくれることでしょう。早稲田大学には学部の勉強に必要な本はもちろん、読みたい本はまず揃っているといえる膨大な蔵書をもつ図書館があります。シーズンにはほぼ連日のように学内のあちこちで講演会が開催されており、各界で活躍する人々の話を直接に聞く機会は実に豊富です。これらの読書や講演への参加は、視野を広げ自分の世界を広げるためにきわめて有効です。また、なによりも全国から集まった多くの仲間=早大生との交流、語らいは、出会い自体が一生の財産となるでしょうし、学生生活やゼミにおける切磋琢磨しあう関係は法律学を学ぶうえでも貴重な経験になるものと思います。こうした早稲田大学にあって、法学部では、現代社会の諸課題の研究にみずから取り組み、それぞれが学界をリードしている優秀な研究者教員によって充実した講義が日々展開されています。

このように、早稲田大学、そして早稲田大学法学部は、みなさんの旺盛な好奇心とチャレンジ精神を満足させるに十分な場を提供できるものと確信していますし、教職員一同、その魅力の向上のために日々の努力を惜しみません。国内や国際社会が激しく変化する今日、何を学び、何を考え、それをどのように活かしていくべきなのか、早稲田大学法学部で私たち教職員と一緒に考えてみませんか。

法学学術院長・法学部長 箱井 崇史

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/folaw/law/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる