実務とアカデミックの両面から学ぶ
WBSへ入学したきっかけ
将来、経営職に就きたいと考えています。そこで、ビジネスの基礎を体系立てて学ぶだけでなく、正しい決断力と背景の異なる人々にメッセージを正しく伝え、共に考え行動するための論理力の構築と人間力の鍛錬、また、業務だけでは触れることの無い他業種・他業界の多くの事例を学び研究することで、ジェネラリストとしての自分を磨きたいと思ったことがきっかけです。
また、数あるビジネススクールの中でWBSへの入学を希望したのは、実務とアカデミックの両面から学べること、キャリアを中断することなく業務の中で学びを活かしながら通えることが理由です。
ゼミ選択
夜間主総合は、入学してから自分の専門分野を決定出来ることが特徴です。1年生の春学期に“プレゼミ”という授業を履修し、ゼミを持たれている教授陣全員の講義を1人1時間半ずつ受講することができます。魅力ある教授陣の中から自分に合った最適なゼミを選択することは難しいのですが、プレゼミで講義を受けることによって1年生の夏にゼミ申請・決定の際の参考にすることが出来ました。
ゼミ活動・プロジェクトペーパー
各ゼミは最大6名のメンバーで構成されています。ゼミによって行う活動は違い、ケースを読み議論を行うゼミ、教科書を輪読するゼミなど様々です。
私が所属している遠藤ゼミは、1年間プロジェクトペーパーのみにフォーカスすることが特徴で、約半年かけてテーマ決めを行います。「論文のテーマは会社の戦略を決定することと同じ」という先生のお言葉通り、私にしか出来ないプロジェクトペーパーを執筆するために、ゼミの仲間の力も借りて、寝る間も惜しんで毎日夜中まで徹底的に考えを深めていきました。遠藤ゼミは現場ゼミという別名があり、他企業へ足しげく通い、インタビュー等を通して材料をかき集めていきます。そして、準備が整い次第、論文執筆という流れになります。
仕事との両立
私の場合、授業のある日は18時過ぎには会社を出て、出張は出来る限り入れない等の調整を行い、仕事と学校が両立できるようにしています。上司には通学していることを報告してありますが、あくまでもプライベートで通っているので、どうしても調整出来ない場合は仕事を優先しています。
学外活動
WBSには多くのクラブ活動が存在します。大学から公認のクラブもあれば非公認のものもあるのですが、学生同士が何かしら共通点を見つけてグループを作り、カリキュラム(夜間主プロ/総合、全日制、グローバル)や学年の垣根を越えて交流します。私も美術鑑賞部、写真部、ソフィア会、84年会など多くのグループに参加しています。ソフィア会では在校生だけでなく、何年も前に卒業された先輩方との交流も深められ、勉学や日々の業務において様々なアドバイスを頂く良い場となっています。
最後に
同じ目的、目標、意思を持った人たちと年齢・職業を超えて、真剣に語り学び合える、こんな環境は他にはありません。もちろん楽しいことばかりではありませんが、尊敬する先生、かけがえのない仲間に出会えたことは私の一生のタカラモノです。
経歴
上智大学 外国語学部英語学科 卒業。
電子部品メーカーの海外営業グループを経て、現職。
2011年入社、資材の調達を担当。中長期的な調達戦略の立案と実行が主な業務。
※上記はすべて2014年9月時点の原稿・写真です