Q: 恩藏ゼミでの学びとは?
A: 実務と結びついた高度なマーケティング戦略を研究する
私の大学院のゼミの特徴は、共に学ぶメンバーの多様性だと思います。学部での学びでは不十分で就職前に専門性を高めたいと考える人はもちろん、学部を卒業して研究者を目指している人、長期にわたる実務経験を有しているが新たな学問的知識を求めている人、海外での高等教育を受け日本で学びを深めたい人、現役で経営の指揮を執りながら学問的裏づけを求めている人、実務家から研究者への転身を考えている人など、マーケティングをキーワードとして、さまざまな人が集まり切磋琢磨しています。毎週のゼミ活動では、修士の学生と博士の学生が一緒になって取り組んでいることもあり、20名ほどのメンバーが集まります。時には、既に他大学で教鞭をとっていたり、実務で活躍したりしている卒業生たちが顔を出してくれます。そのため、ゼミのメンバーたちは、ゼミに出席することにより、実務と理論の両面における最先端の情報に触れることができるのです。
[恩藏 直人教授]
早稲田大学商学部を卒業後、同大学大学院商学研究科に進学。助手、専任講師、助教授を経て、1996年より教授。専門はマーケティング戦略。多数の論文著書がある。
Q: 商学研究科の魅力とは?
A: 信頼できる仲間と先輩、質の高い研究環境と一流の先生方
消費者は同じ内容であっても媒体によって異なる反応を示すことがありますが、なぜこのような現象が起きるのかについて研究しています。将来的には、媒体の影響に関するメカニズムの解明と、適切な媒体の選択への示唆を目標としています。しかし、メカニズムの解明には時間がかかるため、完成度の高い研究を目指して博士後期課程に進学し研究を続けたいと考えております。大学院においては、自ら考え、行動する自主性が求められます。その一方で、充実したカリキュラムと教職員からの手厚いサポート体制も整っていますので、安心して研究ができるところが商学研究科の魅力だと思います。
[權 純鎬さん]
青山学院大学経営学部卒業
早稲田大学大学院商学研究科修士課程在学生